アガパンサスの増やし方
アガパンサスは、5月~7月頃に綺麗な青紫色の花を咲かせるユリ科の多年草です。
アガパンサスは非常に丈夫で育てやすいのが特徴であり、土質を選ばず半日陰でも問題無く育ちますが、乾燥に強く日向で水はけが良い場所を好む性質があります。
アガパンサスは放任していても毎年花を咲かせてくれるので、公園や道端などで見かけることも多いのではないでしょうか。
アガパンサスを増やしたいときは、株分けという方法で増やすのが一般的です。
アガパンサスは花が散った後に種をつけるので、種から育てることも不可能ではありませんが、手間と時間がかかる上に親と同じ花が咲くかどうかわからないので通常はあまり行われません。
アガパンサスは非常に丈夫であり、株分けで簡単に増やすことができるのでおすすめです。
今回は実際に庭に生えているアガパンサスを株分けしてみましたので、その様子を紹介していきます。
アガパンサスの増やし方に興味があるという方は是非最後までご覧ください!
アガパンサスの株分け(移植)のやり方
今回は、実家の庭に生えているアガパンサスを株分けしてもらうことにしました。
このアガパンサスは軽く十年以上は植えっぱなしで放置されていますが、毎年花を咲かせてくれています。
アガパンサスは根茎が発達し、地下にも太い根を張る性質があります。
植えてから十年以上経っているので、根茎がぎゅうぎゅうに詰まっており、一株ずつ丁寧に掘るということはとても出来そうにありません。
そこで、剣先スコップ(ショベル)を使って、根茎を適当な大きさに切断してから掘り起こすことにしました。
アガパンサスの根茎は密度が高くて硬かったですが、剣先スコップに体重をかけて踏み込めば切断することができました。
アガパンサスは地上の葉っぱに対して根っこが多いので、少し大きめに掘り取ると良いでしょう。
これで本当に大丈夫なのかどうか、少し不安はありますが、アガパンサスの生命力を信じたいと思います。
最後に、アガパンサスを移植したい場所に、株分けしたアガパンサスを植えたら完了です。
植え方は一般的な方法で、植穴を掘ったら株を植えて、土を被せて水を上げるだけでOKでしょう。
アガパンサスの入手方法
アガパンサスは春から初夏にかけて、ホームセンターや園芸店でよく販売されています。
アガパンサスは根茎またはポット苗で販売されていることが多いですが、早くから花を楽しみたいという場合はポット苗を選ぶと良いでしょう。根茎から育てる場合は花が咲くまで何年かかかる可能性があるので注意してください。
また、アガパンサスは青紫色の花が一般的ですが、その他にも品種改良された園芸品種がたくさんあります。花色も青紫色のものだけではなく、白やピンクの花を咲かせるものもありますので、興味のある方はお気に入りの品種を探してみるのも面白いと思います。
アガパンサスは非常に育てやすく、放任していても毎年花を咲かせてくれるので人気がある下草です。
アガパンサスの株分けに興味がある方は、是非挑戦してみてください!