100円ショップとホームセンターの園芸用支柱を比較してみた

100円ショップ(百均)の園芸用支柱って使えるのかな?

やっぱりホームセンターで買ったほうがいいのかな?

というお悩みをお持ちの方のために、100円ショップとホームセンターの園芸用支柱を両方購入して比較してみました。結論から言うと、100円ショップの園芸用支柱は十分使えます。詳細は以下で解説していきますね。

目次

ホームセンターの園芸用支柱(イボ竹)の購入レポート

ホームセンターの園芸用支柱(イボ竹)は、1本単位で販売されているものと5本セットで販売されているものがあります。5本セットの方が1本あたりの価格は割安になりますので、ここでは5本セットでの購入を基準とします。

なお、ブランド品ではなくホームセンターで通常販売されている商品(PB商品)です。

コメリの園芸用支柱

園芸用支柱 ※5本セット
外径Φ16mm×長さ150cm 税込728円=@145.6円
外径Φ16mm×長さ180cm 税込818円=@163.6円
外径Φ16mm×長さ210cm 税込898円=@179.6円

写真左側がコメリ 右側はキャンドゥ
コメリ支柱の表面

コメリ支柱の表面はツルっとした素材(詳細不明)で覆われています。イボは直線状に配置されています。

コメリ支柱の両端はシンプルな形状で、キャップなどの保護はついていません。

DCMグループの園芸用支柱

園芸用支柱 ※5本セット
外径Φ16mm×長さ150cm 税込789円=@157.8円
外径Φ16mm×長さ180cm 税込822円=@164.4円
外径Φ16mm×長さ210cm 税込932円=@186.4円

DCM支柱の表面はツルっとした素材(ポリエチレン)で覆われています。イボは螺旋状に配置されています。

DCM支柱の両端はキャップで保護されています。

100円ショップ(百均)の園芸用支柱(イボ竹)の購入レポート

100円ショップの園芸用支柱は、1本単位で販売されています(サイズによっては2本以上で税抜100円のことも)。

キャンドゥの園芸用支柱

園芸用支柱 ※1本
外径Φ16mm×長さ210cm 税込110円

キャンドゥ支柱は「PE樹脂被膜」=ポリエチレンで覆われているので、素材としてはDCMグループの支柱と同じものです(コメリは素材表記無し)。ホームセンターの支柱と比較すると、被膜が薄い(柔らかい?)ような印象です。イボは直線状に配置されています。

キャンドゥ支柱の両端はシンプルな形状で、キャップなどの保護はついていません。形状はコメリの支柱に近いですが、支柱頂点の被膜処理が丁寧ではないので、割れが発生しやすいのではないかと懸念されます。

また、支柱先端は今回比較した商品の中では最も丸い(尖っていない)形状です。

キャンドゥの支柱は、ホームセンターの支柱に比べて見た目の品質はやや劣る印象ですが、実際に使用してみたところ機能的には特段の問題なく使用できました。耐久性についても今のところ問題はありません。

ダイソーの園芸用支柱

園芸用支柱 ※1本
外径Φ16mm×長さ210cm 税込110円

100円ショップ大手のダイソーでも園芸用支柱は販売されています。

既に他のショップで必要数を調達していたため、今回はダイソーで購入はしていません。そのため、店頭で商品を見た範囲での情報となります。

ダイソー支柱の表面はツルっとした素材(ポリエチレン)で覆われています。イボは螺旋状に配置されています。

ダイソー支柱の両端はキャップで保護されています。全体的にDCMグループの支柱に似ているように感じました。

セリアの園芸用支柱

園芸用支柱 ※1本
外径Φ16mm×長さ210cm 税込110円

【2022年10月更新】

100円ショップ大手のセリアでも210cmの園芸用支柱が販売されているのを発見しました。

既に他のショップで必要数を調達していたため、今回はセリアで購入はしていません。そのため、店頭で商品を見た範囲での情報となります。

セリア支柱の表面はツルっとした素材(ポリエチレン)で覆われています。イボは直線状に配置されています。

ダイソー支柱のように両端のキャップ保護はありませんが、質感はダイソーやDCMグループの支柱に似ているように感じました。

セリアの園芸用支柱はイボ竹タイプのほかに、天然竹を使用したタイプも販売されていました。

天然竹タイプは不要となったときに廃棄しやすいメリットはありますが、イボ竹より支柱の強度が低く、長く使用できないというデメリットもあります。購入するときは好みのタイプを選ぶと良いでしょう。

100円ショップ(百均)の園芸用支柱(イボ竹)を購入するメリット

価格が安い

100円ショップの園芸用支柱を購入するメリットは価格が安いことです。

ホームセンターの園芸用支柱はサイズによって価格が異なりますが、例えば外径Φ16mm×長さ210cmの大きいサイズの支柱は1本あたり税込180~200円前後で販売されています。

それに対して、100円ショップでは同じサイズの支柱が税込110円で販売されていますので、ホームセンターより約40~45%安く購入することができる計算になります。

家庭菜園の大きさにもよりますが、トマトやキュウリなど夏野菜を育てる時期はかなり多くの支柱が必要になります。1本あたりの価格差はわずか70円でも、10本だと700円、20本だと1,400円の差になると考えれば大きいですよね。あまりコストをかけずに家庭菜園を楽しみたいという場合は、100円ショップが力強い味方になってくれるでしょう。

十分なスペックを備えている

100円ショップの園芸用支柱は、家庭菜園で使用するにあたって十分なスペックを備えています。

ホームセンターのPB商品と比較しても、素材(鉄芯+ポリエチレン被膜)は同じですし、実際に使用していても支柱としての強度に大きな差はないように感じられます。

支柱の耐久性(何年使えるのか)については未検証なので総合的なコスパはわかりませんが、初期費用を抑えたいという場合は100円ショップの支柱を購入することをおすすめします。

支柱の耐久性はホームセンターの支柱と変わらない

100円ショップの支柱は耐久性が低いのではないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

少なくとも、100円ショップとホームセンターのPB商品を比べたときに、耐久性に大きな差はないと思います。

これは私がホームセンターのDCMグループで昨年夏に購入した園芸用支柱です。今年に入ってスナップエンドウの支柱に使おうとしたところ、いつの間にか支柱先端の保護キャップが外れて行方不明になっていました(10本中2本)。

当然ながら、支柱先端の保護キャップがなくなってしまっては地面に突き刺すことができないので、支柱本来の役割を果たすことはできません(横棒として使用することはできますが)。

ちなみに、100円ショップのキャンドゥ・ホームセンターのコメリで同時期に購入した園芸用支柱は問題ありませんでした。

これは私の使い方または管理方法に問題があるのかもしれませんが、少なくとも私の体験談としてはホームセンターの支柱のほうが100円ショップの支柱より耐久性が高いということはありませんでした。

あまり細かいことは気にせず、割安な100円ショップの支柱を使用して、壊れたら買い替えればいいという考え方もありかもしれません。

100円ショップ(百均)の園芸用支柱(イボ竹)を購入するデメリット

販売されているサイズが限られている

100円ショップのデメリットとして、販売されている園芸用支柱のサイズが限られていることがあります。

例えば、夏野菜でよく使用する長さ180cmや210cmの支柱では、100円ショップでは外径Φ16mmのサイズしか販売されていませんが、ホームセンターでは外径Φ20mmの太いサイズも販売されています。

また、100円ショップでは長さ210cmの支柱が一番大きいサイズですが、ホームセンターでは長さ240cm以上のより大きいサイズも販売されています。

一般的な家庭菜園であれば100円ショップで販売されている支柱の中から選んで使用しても問題はありませんが、より大きいサイズの支柱を使いたい場合や特定の外径・長さの支柱にこだわりがある場合はホームセンターや園芸店で購入した方が良いでしょう。

店頭在庫が少ない場合がある

100円ショップのデメリットとして、園芸用支柱の店頭在庫が少ない場合があります。

100円ショップの園芸用品の品揃えは、店舗の大きさや地域性・立地条件によっても大きく異なります。店舗によっては大きいサイズの園芸用支柱を取り扱っていなかったり、店頭在庫が少ない場合がありますので注意しましょう。

割安だからといって、支柱を買い求めるために100円ショップを何軒もはしごするのは時間とガソリン代の無駄です。必要な支柱の本数が多い場合は、100円ショップに行ったついでに支柱をちょこちょこ買い足していくか、ホームセンターでまとめて購入するなどの方法をおすすめします。

大量購入する場合はネット通販がおすすめ

もし園芸用支柱を十本単位で大量購入するのであれば、ネット通販で購入するという選択肢もあります。

ネット通販では園芸用支柱は1本単位では販売されていなかったり、仮に販売されていたとしても送料が割高になるのでメリットがありません。しかし、大量購入となればネット通販の送料負担が相対的に軽くなり、スケールメリットが出てくるので購入方法の選択肢にあがってきます。

私がネット通販で園芸用支柱を購入するならば「積水樹脂製のイボ竹」を狙います。これは支柱の両端にセキスイ独自の“水密キャップ”を採用しており、支柱内部からの錆・腐食を防いでくれるという丈夫な支柱です。

園芸用支柱って中身は鉄なので、錆びたり腐食して使えなくなることが結構あります。ただ使えなくなるだけならまだしも、使用中に折れると育てている野菜までダメになると悲しいですよね。しかも支柱は金属製なので捨てるのが面倒とまさに踏んだり蹴ったり。それを考えると、価格が多少高くても丈夫な支柱を使用するのは合理的な判断かもしれません。

しかも、「積水樹脂製のイボ竹」は通常なら価格が高い商品なんですが、ネット通販でポイント還元を考慮すれば、ホームセンターオリジナルの支柱とほとんど変わらない金額で購入することも可能です。

購入単位が25本単位とか50本単位になるのがデメリットですが、もしそれだけ大量の支柱が必要なことがあればネット通販での購入が最有力となるのではないでしょうか。

まとめ

100円ショップとホームセンターの園芸用支柱を比較してみたまとめです。

  1. 100円ショップの園芸用支柱は低価格ながら、
    家庭用菜園で使用するには十分なスペックがある
  2. 100円ショップの商品とホームセンターのPB商品に極端な差はない
    価格は100円ショップ、品揃えはホームセンターが優位
  3. 大量購入する場合はネット通販という選択肢もあり

この記事がみなさんの家庭菜園ライフの一助となれば幸いです。

※本記事の価格記載は2022年6月現在のものです。



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