この記事では、マキタの充電式芝生バリカンMUM604DZ(MUM604DRF)を実際に購入して使ってみた商品レビューを紹介しています。
- マキタの充電式芝生バリカンMUM604DZを買おうか迷っている
- マキタの充電式芝生バリカンMUM604DZのリアルな口コミ情報が知りたい
- MUM604DZとMUM604DRFの違いが知りたい
- 充電式バリカンとコード式バリカンのどちらがにするか悩んでいる
- 芝生バリカンが自分にとって本当に必要かどうかわからない
- 芝生バリカンって何?
上記のどれか一つでも当てはまりましたか?
この記事では、そもそも芝生バリカンとはどういうもので、どういう人におすすめなのかということも解説していきますので、芝生バリカンについて興味がある方は是非ご覧ください!
芝生バリカンについて
芝生バリカンとはどういう道具なのか
芝生バリカンとは芝生を刈り込むための園芸器具の一種です。
そもそもバリカンとは頭髪を刈るための金属製の理容器具のことですが、園芸業界では芝生を刈るためのバリカンのことを芝生バリカン・生垣を刈るためのバリカンを生垣バリカンなどと呼んでいます。
芝生バリカンには2枚の山形の金属刃がついており、重ね合わせた2枚の刃を左右に往復させることにより芝生を刈ることができます。
構造は昔ながらの頭髪を刈るためのバリカンと同じですが、芝生を刈るために進化したものが芝生バリカンというわけですね。
芝生バリカンと芝刈り機の使い分け
一般家庭では芝生を刈り込むために手押し式の芝刈り機を使うことが多いですが、芝刈り機を持っていれば芝生バリカンは不要なのでしょうか?
その答えとしては、芝刈り機と芝生バリカンは得意な状況が違うため、併用することでもっと素敵な芝生生活を送ることができると私は考えています。
芝刈り機は広い面積を一定の高さで効率よく刈り込むのが得意なので、メインで使う芝刈り道具は芝刈り機が断然おすすめです。
これに対して、芝生バリカンは比較的小型で小回りが利くため、芝刈り機では刈り込めない芝生のキワ(壁際や芝生以外のエリアとの境界線のこと)や狭いエリアを刈り込むのに向いています。
逆に芝生バリカンで広い面積を刈り込むのは非常に効率が悪いのでおすすめしません。
芝刈り機と芝生バリカンはお互いに苦手な分野を補うことができるため、両方持っていれば快適な芝生ライフをおくることができますよ。
芝生バリカンと芝生鋏(芝生ハサミ)の使い分け
芝生バリカンと芝生鋏(芝生ハサミ)は、どちらも芝生のキワ処理や狭いエリアを刈り込むための道具です。
では、芝生鋏があれば芝生バリカンは不要なのでしょうか?
私の経験では、芝生鋏で芝生バリカンを代用することは可能ですが、芝生バリカンと芝生鋏を併用する方がおすすめです。
実際に芝生鋏を使ったことがある方はわかると思いますが、鋏で芝生を刈り続けるのはとても大変です。
時間はかかるし、手は痛くなるし、めんどくさくなってキワ処理をすること自体が億劫になってしまいます。
逆に、芝生バリカンがあれば芝生鋏は不要かというと、そうでもありません。
そこで、キワや狭いエリアの芝刈りをするときは、先に芝生バリカンでを使って8割方刈り込んでおき、後から芝生鋏を使って残り2割を仕上げることをおすすめします。
芝生のお手入れは短期戦ではなくマラソンのように長く続くものです。お手入れ自体が快適で楽しくできるように、必要な道具を揃えるのが綺麗な芝生を維持するコツだと思います。
芝生バリカンの選び方について
芝生バリカンといっても色んな種類がありますが、大きく分けると電源コード式のものと充電式の2種類に分類されます。
電源コード式のものは、価格が安く電池切れを気にしなくても良いことがメリットですが、電源コードの取り回しが煩わしいこと・電源がない場所では使えないことがデメリットです。
充電式のものは、電源コードが必要ないので気軽にどこでも使えるのが最大のメリットです。一方、デメリットは価格が高いこと・長時間使用する場合は電池切れの可能性があることです。
どちらが良いかは好みと予算に応じて選べば良いのですが、私のおすすめは充電式バリカンです。
「ちょっと芝生のキワが気になるな」というときにサッと出してすぐ刈れるのは充電式バリカンの特権です。
私は電源コード式の生垣バリカンを過去使っていましたが、電源コードの取り回しが不便で充電式を買い直した経験があります。
生垣と芝生では違いはあると思いますが、両方使ってみてやはり充電式の方が遥かに便利だと私は感じています。
電源コード式か充電式かで迷われている方の参考になれば幸いです。
マキタMUM604DZとMUM604DRFの違い
MUM604DZとMUM604DRFは、どちらも18Vバッテリーを使用するマキタ製の充電式芝生バリカンです。
MUM604DZとMUM604DRFの違いは、バッテリーと充電器が同梱されているかどうかであり、芝生バリカンそのものは同じものです。
MUM604DZは芝生バリカンセット(刃などのバリカン付属品含む)のみ、MUM604DRFは芝生バリカンセットとバッテリー及び充電器がセットになっています。
ですので、マキタの18Vバッテリーと充電器を持っている人はMUM604DZを、持っていない人はMUM604DRFを選ぶと良いでしょう。
同じマキタでも10.8Vや14.4Vのバッテリーは使えませんので注意してくださいね。
マキタの電動工具はバッテリーが高いんですが、一つ持っておけば様々な工具に使い回しが出来るのでDIYの幅が広がります。
ガーデニング関連だけでも、芝生バリカン、生垣バリカン、ブロワー/バキューム、振動ドリルなどの電動工具がありますので、庭DIYの幅を広げたいという方にはおすすめですよ。
マキタの充電式芝生バリカンを使ってみた
マキタMUM604DZ(MUM604DRF)の商品解説
ここからは、マキタの充電式芝生バリカンMUM604DZ(MUM604DRF)を実際に購入して使ってみた商品レビューを解説していきます。
マキタの充電式芝生バリカンMUM604DZには、標準付属品として以下の品が同梱されています。
- 芝生バリカン本体
- グラスレシーバ
- キワ刈りガード
- ブレードカバー
ブレードカバーはバリカンを保管するときに刃を保管するための白いプラスチックのカバーなので、使用するときには外して使います。
グラスレシーバはバリカンの下についている黒いプラスチックのパーツです。
バリカンで刈り取った芝を受けてくれるためのものですが、正直なところ刈り取った芝はほとんどグラスレシーバには入らず周囲に撒き散らかされます。
しかし、バリカンを使用するときはこのグラスレシーバの位置を調整してバリカンの刈り高を15mm・20mm・25mmの中から選ぶことができます。
そのため、基本的にはグラスレシーバはつけたまま使用することになるでしょう。
また、キワ刈りガードは刃の上についている半透明のパーツです。
キワ刈りガードは壁際ぎりぎりを刈るときに、刃が壁に接触して破損することを防ぐためのパーツですので、これもつけたまま使用することをおすすめします。
バリカンを使うときは、マキタ製の18Vバッテリーを取り付けて使いますが、MUM604DZにはバッテリーおよび充電器は付属していないので注意してください。
私は別の生垣バリカンに付属していたマキタ製の18Vバッテリーおよび充電器を持っているのでそれを流用しましたが、初めてマキタ製の充電式工具を使うという方は、バッテリーと充電器が附属しているMUM604DRFを購入することをおすすめします。
また、当然ですがバッテリーを事前にちゃんと充電しておくことをお忘れなく。
マキタMUM604DZ(MUM604DRF)の使用レポート
それでは早速、マキタMUM604DZを使って芝生のキワ刈りをしていきたいと思います。
ここはブロック塀のキワの部分で、通常の芝刈り機では刈れない部分になります。
こういう場所、みなさんの芝生にもあるんじゃないでしょうか?
通常の芝刈り機は構造上、タイヤが通る部分の芝生は刈り込むことができないため、壁際などはどうしても刈り残しが出てしまいます。
芝生のキワの部分がボサボサだと見た目もイマイチですし、スジキリヨトウなどの害虫が発生する温床にもなるため良いことがありません。
そこで芝生バリカンを使ってキワ刈りをしてみましょう。
MUM604DZは充電式の芝生バリカンなので、面倒な電源コードの準備や取り回しに気を遣うこともなく、思い立ったらすぐにキワ刈りすることができます。
芝生バリカンの使い方は、ロックオフボタンを押してスイッチを引き、バリカンが起動したらそのまま芝生の上に置いて滑らせるように前方へ刈り進めるだけなので簡単です。
芝生バリカンでキワ刈りした後の芝生がこちらです。
一瞬で終わりましたのでめちゃくちゃ楽ちんです。
キワ刈りをする前と比べると、壁際近くまで刈り込めているのがわかります。
このように、誰でも簡単かつ楽にキワ刈りが出来るのが、充電式芝生バリカンのメリットですね。
ただし、芝生バリカンを使っても壁際ギリギリまで綺麗に芝刈りをすることはできません。
どうしてもバリカンだけでは刈り残しが出てしまうので、それが気になる方は芝生鋏で仕上げをしてください。
それだったら最初から芝生鋏だけで良いじゃないかと思うかもしれませんが、それはむちゃくちゃ大変です。やった方はわかると思いますが、ちょっと広い芝生だと直ぐに手がつかれて握力がなくなってしまいます。
バリカンで大まかに刈るだけでもキワはかなり綺麗になりますし、完璧を目指したい方でもバリカンで大まかに刈ってから仕上げだけ芝生鋏を使う方が圧倒的に効率が良いのでおすすめです。
まとめ
マキタの充電式芝生バリカンMUM604DZのまとめです。
- 芝生バリカンがあると芝生のキワ刈りや狭い場所のお手入れが格段に楽になります。
- 芝生バリカンと手押し式の芝刈り機は得意な分野が違うので、どちらかひとつではなく併用するのがおすすめです。
- 芝生バリカンは充電式を選ぶと取り回しが便利です。
- MUM604DZは切れ味やバッテリーの持ちは、芝生バリカンとして必要十分な性能があります。
- マキタの18Vバッテリーを持っている方はMUM604DZ、持っていない方はMUM604DRFを買いましょう。
- マキタの18Vバッテリーがあると、他の電動工具にも使い回せるのでDIYの幅が広がります。
芝生のお手入れを楽しく続けるためには、用途に適した道具を適切に使用することが大切です。
普段の芝刈り機では刈れない、芝生のキワや狭い場所のお手入れに悩んでいる方は、芝生バリカンを是非使ってみてください。
中でもマキタのMUM604DZ(MUM604DRF)は定番の人気機種で、バッテリー式で使い勝手も抜群なのでおすすめです。
この夏は芝生バリカンと芝生鋏を駆使して、美しいキワ刈りに挑戦してみてください!