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ブレンドカルスに最適な『土が元気になる芝生目土』を使ってみた

土壌改良資材の「カルスNC-R」を使ってみようと思ったものの、途中で挫折してしまったという人はいませんか?

  • “米ぬか”が手に入らない
  • 目土/目砂の種類は何が良いのかわからない
  • ブレンドする色んな資材を買いそろえるのがめんどくさい
  • 資材を毎回計量してブレンドするのが大変すぎる

ひとつひとつは大したことないように思えても、これが積み重なるとすごくめんどくさいんですよね。

でもご安心ください。芝生YouTuberの“つりきっぷ”さんがプロデュースした新商品『土が元気になる芝生目土』を使えば、誰でも簡単にカルスNC-Rを使ってブレンドカルスを作ることができます!

今回、私は“つりきっぷ”さんから『土が元気になる芝生目土』の商品を提供していただき、実際にブレンドカルスに使用してみました。この記事では実際に『土が元気になる芝生目土』を使ってみてわかったメリット・デメリットを解説していきますので、是非最後までご覧ください!

目次

『土が元気になる芝生目土』とは

『土が元気になる芝生目土』とは、芝生YouTuberの“つりきっぷ”さんが、芝生・土の研究を10年以上続けてきた経験を活かしてプロデュースした芝生専用の目土商品です。

『土が元気になる芝生目土』は以下の4つの資材で構成されています。

  1. 川砂
  2. ゼオライト
  3. 緑潤(りょくじゅん)
  4. 米ぬか

それでは早速1つずつ中身を見ていきましょう。

土が元気になる芝生目土のベースは排水性の高い「川砂」

まず、目土のベースになっているのは排水性に優れた「川砂」です。

芝生の目土/目砂において最も重要なものは、ベースとなる砂の品質だと私は考えています。一般家庭の芝生においては、水はけが良い川砂が最も使いやすいです。造園業者が芝生を張る際には山砂(真砂土)が使われることが多いですが、山砂(真砂土)は川砂より締まりやすい特性があるため締め固めたい運動場などには良いのですが、芝生には川砂を使う方がおすすめです。

でも、川砂ベースの目土/目砂ってほとんど市販されていないんですよ。少なくとも私は、川砂ベースで品質の高い目土/目砂がホームセンターで販売されているのを見たことがありません。仕方がないのでホームセンターで厳選した園芸用の川砂を買ってきて、自分で他の資材とブレンドしてブレンド目土を作っていますが、正直言ってめんどくさいし大変です。

その点、『土が元気になる芝生目土』のベースになっている川砂は、目が粗すぎず・細かすぎずで粒が揃っていて非常に使いやすいです。正直なところ川砂の品質にはそこまで期待していなかったんですが、想像以上に良い川砂が使われていたのでびっくりしたぐらいです(つりきっぷさんごめんなさい汗)。

保水性と保肥力に優れた「ゼオライト」

二番目は、保水性と保肥力に優れた「ゼオライト」です。

目土のベースになっている川砂は、排水性が高い一方で保水性や保肥力が低いため、川砂だけを使用すると芝生が水切れを起こしやすかったり肥料が流出しやすく管理が難しいという欠点があります。

そのため、適度な保水性や保肥力を確保するため目土には様々な資材をブレンドして使うのですが、ゼオライトは天然の多孔質で保水性や保肥力が高いので川砂の欠点を補うにはピッタリの資材です。

また、ゼオライトはイネ科に必要なケイ酸を含んでいるため、芝生を丈夫でストレスに強くして、葉色も鮮やかにするという効果も期待できます。

排水性と保水性を両立する瓦資材の「緑潤(りょくじゅん)」

三番目は、排水性と保水性を両立する瓦資材の「緑潤(りょくじゅん)」です。

瓦資材というと「リボサンド」という商品を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、実は『土が元気になる芝生目土』に使われている「緑潤(りょくじゅん)」は「リボサンド」と同じ製造元である近江バラス株式会社さんの製品なんです。

リボサンドは資材の焼成処理を行っているので乾燥していることや、粒径が一定に揃っているというメリットがありますが、そのかわりに価格が高いのがデメリットです。緑潤は基本的に湿っており、粒径にもややバラつきはありますが、目土にブレンドして使うのであれば特に気になることはありません。排水性と保水性を両立する瓦資材ならではの性質には変わりがありませんし、価格も比較的リーズナブルで採り入れやすいのも嬉しいところですね。

今まではリボサンドや緑潤をはじめとした芝生に使える瓦資材を単品で入手するのはハードルが高く、通販で購入すると送料を含めて非常に高価になるのでなかなか手が出なかったんですが、他の資材とブレンドされた状態で販売してくれるのは非常にありがたいですね。

カルスNC-Rに欠かせない相棒の「米ぬか」

最後に、『土が元気になる芝生目土』にはカルスNC-Rに欠かせない相棒の「米ぬか」も同梱されています。

上の画像は、実際に『土が元気になる芝生目土』に同梱されている米ぬかの写真です。最初から目土に混ぜ込まれているのではなく、わざわざ別袋に真空包装されています。米ぬかは虫がわきやすかったり、発酵が進みやすいという特徴がありますが、真空包装されているおかげでそういったこともなくいつでも安心して使用できるのが嬉しいですね。

実際、私は『土が元気になる芝生目土』が届いてから約1ヵ月の間、屋外で目土を放置していたんですが、いざ目土を使おうと開封したら新鮮な米ぬかで匂い等も問題無くて驚いたぐらいです。もちろん虫がわくこともなかったですよ。

また、カルスNC-Rを使用する上でよくあるお悩みの一つに「米ぬかが手に入らない」というものがあります。コイン精米機に米ぬかを貰いにいこうとしても、地域によっては近くに米ぬかが貰えるコイン精米機がなかったり、あったとしても最近はカルス人気のせいもあるのかして米ぬかの人気も高く争奪戦になっていたりします。

芝生にブレンドカルスを使うのに米ぬかの入手がネックになっていた人も多いと思いますが、高品質なブレンド目土に米ぬかがセットでついてくる『土が元気になる芝生目土』はブレンドカルスのための最適解の一つと言えるのではないでしょうか。

『土が元気になる芝生目土』を使ってブレンドカルスを散布してみた

去る8月12日、『土が元気になる芝生目土』を使ってブレンドカルスを作成し、うちの芝生に散布しました。

1.ブレンドカルスを作成する

『土が元気になる芝生目土』をブレンドカルスに使用する場合、芝生10㎡につき目土1袋+カルスNC-R 500gが目安量になります。(参考:リサール興産WEBサイト)

今回は『土が元気になる芝生目土』2袋とカルスNC-R1kgを使用し、芝生20㎡にブレンドカルスを散布していきます。

まずは『土が元気になる芝生目土』を開封し、トロ舟などに目土の中身を入れていきましょう。

前述のとおり、米ぬかだけ別袋に入っていますよ。

ブレンドカルスに使う場合、米ぬかも全量使用します。

真空包装された袋を開けて入れちゃいましょう。

続いて土壌改良資材のカルスNC-Rの出番ですが、カルスNC-Rは同梱されていないので別途用意してくださいね。

カルスNC-Rの必要量は、目土2袋につきカルスNC-R1kgが目安です。

※季節や芝生の状態によって前後する場合があります。

資材を全部入れたらまんべんなく混ぜ合わせていきます。

実際に使ってみた感想ですが、色んな資材を計量して混ぜ合わせなくても最初から全て揃っており、手間がかからないのでとても楽でした。

また、米ぬかとカルスNC-Rは別添えとはいえ、その他の資材は全部混ざっている状態なのでブレンドするのも簡単に感じました。

2.芝生にスパイキングで穴を空ける

ブレンドカルスができたら、芝生に散布する前にスパイキングで細かい穴を空けていきます。

真夏にやるとめちゃくちゃ暑いので、熱中症には注意してくださいね!

3.ブレンドカルスを芝生に散布する

スパイキングが終わったらブレンドカルスを芝生に散布していきます。

専用のスプレッダー(散布器)があると便利だと思いますが、無い場合は手動でなるべく均一になるように満遍なく散布しましょう。

あとはブラシなどを使って芝生に目土を擦り込んでいきます。ちゃんと落とし込まないとカルスNC-Rの効果が半減してしまうので、しっかり擦り込むのがポイントです。

私はマジカルホーキ(マジカRホーキ)を愛用していますが、使いやすくておすすめですよ。

4.芝生に散水する

ブレンドカルスをしっかり芝生に擦り込んだら、最後に散水をしてあげましょう。

散水することによってカルスの微生物の活動スイッチが入りますよ。

以上で作業完了です。お疲れ様でした。

『土が元気になる芝生目土』のメリット

目土としての品質が高い

『土が元気になる芝生目土』を使ってみて最初に感じたのは、そもそもの目土としての品質の高さです。

ベースになっている川砂は小粒で揃っていて使いやすく、そこにブレンドする資材には川砂と相性が良いゼオライト・緑潤が選択されており、“つりきっぷ”さんのこだわりが詰め込まれた目土です。

「芝生は元気にしたいけど、どの目土を使えば良いのかわからない。」
「忙しくて色んな資材を揃えて自分でブレンドするほど時間を取れない。」
「今まで自己流で芝生を育ててきたけどイマイチ綺麗にならない。」

このようなお悩みをお持ちの方は多いと思いますが、そんな方にこそ『土が元気になる芝生目土』はおすすめです。このレベルの目土がホームセンターでいつでも気軽に購入できるというのは今まで無かったので、目土の選択に悩んでいる方にとっては本当に便利な商品ではないでしょうか。

米ぬかが同梱されていてブレンドカルスに最適

もう一つ、『土が元気になる芝生目土』ならではのポイントは、米ぬかが同梱されていることです。

米ぬかは目土の表袋内で別袋として真空包装されており、目土の保管中に米ぬかが変質したり虫がわいたりするリスクを抑える設計になっているのも嬉しいところです。

この米ぬかが真価を発揮するのは、やはり土壌改良資材のカルスNC-Rと一緒にブレンドカルスとして使用したときでしょう。米ぬかの量もカルス用にぴったり使い切り設計なので、『土が元気になる芝生目土』とカルスNC-Rさえあれば、初めての方でも安心して芝生にブレンドカルスを使用することができます。

また、私のように「何回かブレンドカルスをしてみたけど、各種資材を揃えたりブレンドする手間がめんどくさくて続けられなかった。」という方にとってもぴったりな商品だと思いました。

ちなみに、米ぬかはカルス専用というわけではないので、ブレンドカルスにせずに『土が元気になる芝生目土』だけで散布してももちろん問題はありませんよ。

『土が元気になる芝生目土』のデメリット

高密度で低く刈り込んだ芝生に使う場合は要注意

『土が元気になる芝生目土』を使う上で気を付けておきたいのは、高密度で低く刈り込んだ芝生に使うには砂の粒がやや大きいので注意が必要ということです。

上の画像は、8月中旬にうちの芝生(品種はTM9・芝生の刈り高は13mm)に『土が元気になる芝生目土』を散布したところの写真です。

密度が高くて低く刈り込んだ芝生の場合、川砂やゼオライトの粒が芝生の中に入り込めず、芝の葉の上に浮いてしまうことがあります。芝の葉の上に砂等が浮いていると、芝刈りをするときに芝刈り機の刃が砂を噛んでしまい、芝刈り機の刃が傷むおそれがあるので注意が必要です。

これは『土が元気になる芝生目土』の砂の粒が大きいというわけではなく、芝生との相性の問題です。密度が高くて低く刈り込んだ芝生に使用する場合は、珪砂などのゴルフ場のグリーンで使用するような非常に粒が小さい目砂を使った方がよさそうですが、一般的な芝生のメンテナンスや育ちが悪い芝生を元気にしたいという方には、土壌改良資材がブレンドされた『土が元気になる芝生目土』がおすすめですよ。

『土が元気になる芝生目土』の入手方法

『土が元気になる芝生目土』の入手方法ですが、9月15日現在ではまだ一般販売されていません。

近日中にAmazonでの通信販売開始が予定されているので、実際に販売開始されたらこの記事でもあらためて紹介させていただきます。

その後にはホームセンターでの販売も計画しているとのことなので、『土が元気になる芝生目土』を近所の店舗で気軽に購入できるようになる日も遠くないかもしれません。今後の展開に期待しましょう!



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