通気浸透水脈DIY⑤ 築山を作る

 穴を掘ったら水が出てくるほど水はけの悪い庭を、緑がいっぱいの雑木の庭にするために、『大地の再生』通気浸透水脈の考え方を取り入れた土壌改良をDIYで行います。はたして素人でもDIYはできるのか、雑木は健康に育ってくれるのか、『通気浸透水脈DIY』シリーズとしてお送りします。

 『通気浸透水脈DIY』シリーズの第5回は築山(つきやま)を作っていきます。 築山とは、土を盛り上げて人工的に山を築いたものです。築山には暗渠排水DIYで出た大量の残土を使いますが、かなり粘土質な土ですので土壌改良してから盛っていきます。

 掘り起こした粘土は水を含んでおり重たく、十数cm~数十cm辺の塊状になっています。できるだけほぐしてから土壌改良剤(川砂とバーク堆肥)を混和して再利用していきますが、この作業で大活躍したのが電動耕運機です。人力でやるのは気が遠くなるような作業ですが、電動耕運機を使用すれば圧倒的に楽になるので大変お勧めです。電動耕運機の詳細や選び方についてはまた別記事にまとめる予定です。

 しかし、元々が粘土ですからほぐすといっても限界があります。土を全部入れ替えでもしない限りは完全に解決することはありませんので、ある程度やったら妥協することも必要です。今回は上の画像ぐらいの状態で土を盛る工程に進みました。はたしてこれで上手くいくのかどうか、今後継続してレポートしていきたいと思います。

 奥になる敷地境界側を高く、手前に向かってなだらかに下るように築山を作っていきます。築山の造作が直線状だったり左右対称の形になっていると人工的な印象が強くなりますので、築山は全体のラインを曲線状にして、意識的に左右非対称の形を作っていきます。画像ではわかりにくいのですが、法面の角度も一定ではなく丘や窪みを作って自然風になるように工夫しました。

 これで築山の土台は完成です。後はここに植栽を施していくわけですが、残念ながら写真を撮り忘れていたので文章のみになります…。雑木の植栽については次回詳しく記事にします!

 ここの築山にはソヨゴ(常緑樹・1.5M)とアオダモ(落葉樹・1.2M)の亜高木になる雑木2本を植えます。2本ともホームセンターで購入した株立ちの木です。いきなり2~3M越えの山採り雑木を植えても我が家の庭の環境に適応してくれるかどうか不安だったので、少し低めの木を植えて我が家の庭で育てていくことにしました。

 雑木は将来の成長を見越してCB塀から1M前後離して植え付けました。根鉢の2倍程度の植穴を掘り、植穴の中には赤玉土7:腐葉土3で作った土を入れ、高植えになるよう調整したら水極めして植え付けます。最後に支柱を斜めに立てて、強風で倒れないように麻布と麻紐で固定したら植え付け完了です。

 少し心配なのは、当初の予定よりも穴掘りに苦戦したことによって、植え付けの時期が12月上旬になってしまったことです。常緑樹のソヨゴを植えるには少し寒くなってしまい、植え付け直後に少し葉を落としたものの、翌1月中旬現在では特に枯れ込む様子はなく落ち着いています。落葉樹のアオダモは落葉時期が植え付け適期なので大丈夫でしょう。雑木の株元は庭に生えていた苔を移植してマルチングしておきました。そのまま苔が定着してくれれば良いのですが、ダメでも多少の寒さ除けにはなるかな。

 他には低木(アベリア カレイドスコープ)と下草(アジュガ)を少しだけ植え付けて春を待つことにしました。暖かくなってきたら残りの植栽などを進めていく予定です。無事に冬を越して春を迎えられるでしょうか?春の芽吹きが楽しみです!



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