穴を掘ったら水が出てくるほど水はけの悪い庭を、緑がいっぱいの雑木の庭にするために、『大地の再生』通気浸透水脈の考え方を取り入れた土壌改良をDIYで行います。はたして素人でもDIYはできるのか、雑木は健康に育ってくれるのか、『通気浸透水脈DIY』シリーズとしてお送りします。
前回までに行った暗渠排水DIYによって、本当に粘土質の庭の水はけが良くなるのかどうか検証してみました。
結論から言うと、暗渠排水DIYには庭の水はけが良くなる効果がありましたので、庭の水はけの悪さに悩んでいる方には是非お勧めします。
ここは通気浸透水脈DIYで暗渠排水を通して築山を作った場所です。上の画像は、時系列でいうと通気浸透水脈DIY⑤と⑥の間の時でしたので、築山の下のラインには暗渠排水が通っていない状態です。
これはまとまった雨が降った日に撮影したものですが、築山の下の土地に大きな水溜まりができていますね。この水溜まりが2~3日経っても引かない状態でしたので、このままでは雑木や芝生の生育への悪影響が懸念されます。
このままで良いはずがないというわけで、前回の通気浸透水脈DIY⑥で築山の下のラインに暗渠排水を通しました。それでどうなったかというのが下の画像です。
通気浸透水脈DIY⑥ 暗渠排水DIYが完了した後、まとまった雨が降った日のことです。ここは地形の問題から水が集まりやすい場所なので、今回も水溜まりができてはいますが、暗渠排水DIY前よりも明らかに小さくなっています。
前は粘土質で地下へほとんど浸透していなかったのですが、暗渠排水DIYの効果によって地下へ浸透するようになったのです。実際に、暗渠排水から外部水路へと水が流れていることも確認できています。
そして、数時間後には水溜まりはなくなりました。暗渠排水DIYの前は、水溜まりが2~3日経っても引かない状態でしたので、暗渠排水DIYの効果によって水はけが良くなったことは明らかです。
このように、暗渠排水DIYによって実際に庭の水はけが良くなることがわかりました。暗渠排水DIYは穴を掘るのは大変ですが難しい作業ではないので、やる気さえあればDIYでも十分に可能です。体力に自信の無い方でも少しずつ作業を進めるなど工夫すれば大丈夫ですよ。庭の水はけの悪さに悩んでいる方は、挑戦してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。