ギボウシの魅力
ギボウシ(別名ホスタ)は日本全国に自生する宿根草です。雑木の庭やシェードガーデンでは定番の下草で人気があります。
真夏の強い日差しは苦手ですが、半日陰から日陰まで大丈夫ですし、多少乾燥していても湿っていても気にせず育ちます。根付いてしまえば基本的には放任しても問題ありません。
日陰で映える鮮やかな葉っぱがギボウシの大きな魅力です。冬は地上部が枯れてしまいますが、春になるとまた芽吹いてくるので安心してくださいね。春から晩秋まで長く庭を彩ってくれますよ。
また、ギボウシは6月~9月頃に花茎がニョキっと伸びて白またはピンクなどの花を咲かせますが、この花も観賞価値が高く人気があります。
品種によって葉色はイエロー系やブルー系まで幅広く、斑入りのものや葉っぱが波打つ形のものなど多様なものがあるので、好みの品種を選ぶのも楽しいです。
ギボウシは小型種・中型種・大型種があり、葉っぱの大きさや草丈が全然違います。目安として花茎を除く草丈20~60cm程度のものが多いですが、大きいものだと花茎を含めて2メートルぐらいになる場合もあるようです。購入するときには葉っぱの色や形だけでなく大きさも確認するようにしましょう。
ギボウシの植え替え(植え付け)
今回も通気浸透水脈DIYで作った雑木エリアの築山に植え付けます。
私が今回選んだのは「ファーンライン」という品種です。
「美しい斑入り葉のブルー系」とされており、お気に入りの園芸店で売られていた中からチョイスしたものです。
ポット苗で購入したものですが、庭への植え替えは3~4月頃が適期なので、それまでは大きめの鉢に仮植えしていました。
昨年11月に苗を購入したときは葉っぱがありましたが、12月に入ると地上部は枯れてしまいました。時期的にまだ芽吹いていませんが、根っこは生きているはずだと信じて植え替えしたいと思います。
宿根草なのでそういうものだとは知っていても、ギボウシを育てるのは初めてなので少し不安です…
さて、植え付けはいつも通り、マルチングをどかして植穴を掘っていきます。今回は深さ・幅とも20~30cmぐらい掘りました。
植穴を掘ったら、培養土を混ぜ込んだ庭土で半分ほど埋め戻します。元肥(草木を植えるときに最初に入れる肥料)は培養土に含まれている分で十分です。
あとは鉢から抜いた苗(というか根っこだけですが)を植えて、土を被せて踏み固めます。最後にマルチングをしてからたっぷりと水やりしておきます。
地上部が枯れていることもあり、不安なので根っこはほとんど触らずそのまま植えました。無事に芽が出てくれることを祈ります。
ギボウシの入手方法
ギボウシは人気の割にホームセンターではあまり売られていないので、店舗で探す場合は大型のホームセンターか園芸店を探す方が良いと思います。
ギボウシは丈夫な植物なのですが、売り場で長期間売れ残っていたり、管理状態が悪い場合などは、株が弱っている可能性もあるので一応気を付けましょう。
落葉している冬の時期は、株が生きているのか枯れているのか判断がつきにくいので、地上部の葉っぱがある時期に購入した方が良いでしょう。
また、ギボウシは品種が豊富なので、特定の品種を指名買いしたい場合はネットの方が便利です。
雑木の庭やシェードガーデンで定番のギボウシを気に入ったら、是非あなたの庭にも植えてみてください。