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芝生に使える瓦チップの入手方法まとめ

芝生の管理に瓦チップが使えると聞いたけど、瓦チップって何なの?

ホームセンターに売ってる瓦チップは芝生に使えるの?

芝生に使える瓦チップ(瓦粉砕資材)に興味があるけど、よくわからなくて困っていませんか?

ここ最近、芝生界隈で急激に注目を集めている『瓦チップ』ですが、一口に瓦チップと言ってもその全てが芝生に使えるわけではありませんので、よく調べてから買わないと無駄になってしまう可能性もあります。

瓦チップのデメリットは、地域差はあるものの砂や堆肥などの一般的な資材に比べて入手することが難しいことです。実際に瓦チップに興味はあるけど入手方法に悩んでいるという方は少なくありません。

そこで、この記事では私が実際にあちこち探し回って瓦チップを購入した経験から、瓦チップの入手方法をまとめてみましたので、芝生に使える瓦チップの入手方法を知りたいという方は是非最後までご覧ください!

目次

瓦チップとは?

本題に入る前に、そもそも瓦チップとは何なのかを復習しておきましょう。

瓦チップとは、瓦を粉砕して作られた細かいチップ状の資材であり、主に土木・造園工事や園芸分野で使用されます。

駐車場や植栽帯に、砂利のように敷き詰められている瓦チップを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?

瓦チップは古瓦をリサイクルして作られるものもあれば、新品の瓦から作られるものもあります。主に赤茶色をしたものと黒っぽい灰色をしたものなどがありますが、これは原料になった瓦の色の違いであり性質はほぼ変わりませんので、お好みで選んでみてください。

瓦チップを芝生に使ったときの効果

瓦チップを芝生に使ったときには、排水性の高さと保水性の高さを両立する効果が期待できます。

瓦チップの効果的な使用方法としては、瓦チップを砂主体の床土に混ぜて使うことで、砂の排水性を損なわずに保水性を補うことができるというものがあります。

芝生に使える瓦チップの情報は、芝生YouTuberの『ティム』さんの動画を参考にしています。ティムさんは全国の芝生愛好家が参加する芝生コンテストにおいて二年連続第一位を獲得されている、家庭の芝生のスペシャリストです!

芝生の育て方や瓦チップの使い方以外にも面白い動画をたくさん投稿されているので、興味のある方はYouTubeチャンネルをご覧ください。

芝生に使える瓦チップと使えない瓦チップの違い

瓦チップがどういうものなのかわかったところで、早速購入しようとしている方はちょっと待ってください!

市販されている全ての瓦チップが芝生に使えるわけではありません。

芝生の土壌改良に瓦チップを使いたいのであれば、芝生に使える瓦チップを購入してください。

芝生に使える瓦チップの特徴は以下の通りです。

  1. 瓦チップの粒径が2〜3mm以下であること
  2. 角取りされており角ばっていないこと
  3. 芝生または園芸・農業分野での使用実績があること

まず、瓦チップの粒径(チップの大きさ)は2〜3mm以下であることが好ましいです。

芝生の床土や目砂使う砂をイメージしてもらえればわかりやすいと思いますが、砂の中に粒径10mm以上の小石をわざわざ混ぜたりしないですよね?

一般的に砂は粒が荒いほど排水性が高くなりますが、大きすぎると芝生の根が張る妨げになったり、コアリングなどのエアレーションをするときに邪魔になります。基本的には瓦チップの粒径も砂と同じように考えてください。

芝生の管理方針や土壌の状態にもよりますが、砂に含まれる小石の大きさは床土であってもせいぜい粒径5mmまで、できれば2〜3mm以下が好ましいです。

具体的な目安としては、粒径が0.3mm〜3mm前後の瓦チップを選ぶようにしましょう。

粒が小さければ小さいほど良いというわけではありません。あまりにも粒が細かすぎるパウダー状の瓦チップは、水に濡れると粘土状になり水はけが悪くなる原因になるので注意してください。

粒径0.3mm~3mmに選別した瓦チップ
粒径0.3mm未満のパウダー状の瓦チップ

このパウダー状の瓦チップは、瓦を粉砕して瓦チップを製造する工程で生まれる副産物です。あらかじめパウダー状の瓦チップを除去してから販売されているものがベストですが、それが手に入らない場合は購入後に自分でふるいかけをしてパウダー状の瓦チップを取り除くことをおすすめします。

次に、瓦チップは角取りされており角ばっていないものを選ぶようにしましょう。

瓦チップが角ばっていると踏圧で締まりやすく、水はけ悪化や芝生の根を傷つけてしまうことが懸念されるからです。

最後に、芝生または園芸・農業分野での使用実績があるかどうか確認しましょう。

芝生で使用した実績があるものがベストですが、難しければ少なくとも園芸・農業分野での使用実績があるものなど、芝生に使用しても害がないものを選んでください。

芝生の床土や目砂に瓦チップを使ったら、後からそれを取り除くことは土を丸ごと入れ替えない限りは不可能です。

そのため、芝生に瓦チップなどの資材を使う時は事前に納得がいくまで確認することをおすすめします。

WEBサイト上の情報だけではわからなければ、販売業者等に直接問い合わせて確認してみるといいですよ。

芝生に使える瓦チップを入手する方法

芝生に使える瓦チップはどこで販売されているのか?

芝生に瓦チップを使いたいと思ったとき、一体どうやって手に入れれば良いのでしょうか?

結論からお伝えすると、芝生に使える瓦チップはホームセンターや園芸店ではほぼ販売されていません。

芝生に使える瓦チップを購入するには、販売している業者を個人で探して交渉・購入するのが一般的な方法となります。

ここまで読まれた方の中には、「え?ホームセンターでも瓦チップは売ってるよ!」と思った方も居られるかもしれません。

たしかに、ホームセンターでは以下のような瓦チップが販売されているのをよく見かけますよね。

ですが、この瓦チップは砂利のように地面に敷き詰めて使うことを想定された製品であり、チップのサイズ(粒径)が15〜25mm前後と大きいため芝生の土壌改良に使うのには不向きです。

残念ながら、ホームセンターで芝生に使えるような粒径5mm以下の瓦チップを販売しているのを、私は見たことがありません。

そのため、芝生に使える瓦チップを探している方は、ホームセンター以外で販売してくれるところを探す必要があるのです。

瓦チップを販売している業者の探し方

芝生に使える瓦チップを入手するおすすめの方法は、自宅の近所で瓦チップを販売している業者を探して直接購入しにいくことです。

そもそも、芝生に使える瓦チップを販売している業者とは、どういう業者なのでしょうか?

具体的には以下のような業者で販売していることがあります。

  • 建設用粘土製品製造業(瓦製造業者)
  • 屋根工事業者(瓦屋根の工事業者)
  • 土木工事業者
  • 造園工事業者
  • 解体工事業者
  • 産業廃棄物処理業者
  • 一部の園芸用品販売業者

瓦チップは古い瓦(廃瓦)をリサイクルして作られることが多い(新品の瓦から作られることもあります)ので、意外かもしれませんが屋根工事業者・解体工事業者や産廃処理業者でも瓦チップの販売をしていることがあります。

瓦チップを販売している業者の探し方は、Googleなどの検索サイトで「お住まいの地域名+瓦チップ」などのワードで検索してみてください。

うまくいけば近所で瓦チップを取り扱っている業者がヒットするはずです。この段階でヒットしない場合は、エリアを広げて再検索してください。

(例:市町村内でヒットしなければ都道府県内に広げる、都道府県内でもヒットしなければ隣県を調べるなど)

次に、検索サイトから業者のWEBサイトにアクセスして具体的な情報を調べましょう。まず確認するべき情報は以下の2点です。

  1. 取り扱っている瓦チップが芝生に使えるものかどうか
  2. 一般個人客に対して販売してくれるかどうか

まず、その業者が取り扱っている瓦チップが芝生に使えるものかどうかを確認する必要があります。

いくら瓦チップを取り扱っていても、芝生に使えないものでは意味がありませんからね。

次に、一般個人客に対して瓦チップを販売してくれるかどうかという点も重要です。

初めての方は意外に思われるかもしれませんが、瓦チップを取り扱っていても個人客からの注文は受けていないという業者は多いです。

むしろ、個人客に小分け(20kgの土嚢袋単位など)で販売してくれる業者の方が珍しいと思ってください。

一般個人家庭の芝生管理で瓦チップを使うという人はまだまだ珍しい存在なので、業者も基本的には個人客をターゲットとしておらず、業者間取引が前提になっているため瓦チップを1tフレコンバッグ入りやトラック単位で販売していることが多いです。

個人が芝生に使う分は多くても数十kgから100kgぐらいまでが多いと思いますので、業者が販売している単位と購入したい量の単位が合わなかったり、そもそも個人客には販売していないと断られることも多いです。

ただし、広いお庭に芝生を張る時など大量に瓦チップが必要な場合は、資材の運搬を含めて相談すれば乗ってもらえるかもしれません。いずれにしても業者に直接問い合わせて確認してみてください。

ネット通販で瓦チップを購入する

近所で瓦チップを販売してくれる業者が見つからない場合でも、ネット通販で瓦チップを購入することも可能です。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショップなどの大手通販サイトのほか、メルカリなどのフリマアプリでも瓦チップを販売していることがありますよ。

ただし、ネット通販やフリマアプリで瓦チップを購入する場合は、芝生に使える瓦チップかどうかを必ず確認してから購入しましょう。

まとめ

芝生に使える瓦チップの入手方法のまとめです。

  1. 芝生に使える瓦チップの特徴
    ・瓦チップの粒径が2〜3mm以下であること
    ・角取りされており角ばっていないこと
    ・芝生または園芸・農業分野での使用実績があること

  2. 芝生に使える瓦チップはホームセンターや園芸店ではほぼ販売されていない
  3. 芝生に使える瓦チップを入手するおすすめの方法は、
    自宅の近所で瓦チップを販売している業者を探して直接購入しにいくこと
  4. ネット通販やフリマアプリで瓦チップを購入する場合は、
    購入する前に芝生に使える瓦チップかどうかを必ず確認すること

ここまでご覧いただいた通り、芝生に使える瓦チップを安価に手に入れるためにはかなり手間と労力がかかるのが現実です。

ですが、瓦チップには他の資材にはない魅力的な特性があるのも事実ですので、手間がかかっても芝生の生育にこだわりたいという方は探してみてはいかがでしょうか。

最後に、瓦チップについてもっと詳しく知りたい!という方は、芝生YouTuberのティムさんの動画をおすすめします。瓦チップの具体的な使い方も紹介されているので勉強になりますよ。



いつもブログをご覧いただきありがとうございます!

↓私が庭DIYや芝生管理で実際に使っている“おすすめ製品まとめ”はこちら↓

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