買った芝生をすぐ張れないときの保管方法

ホームセンターに行ったら芝生が売られていたので、その場の勢いで芝生を買ってきたのはいいけれど、休みの間に芝張りが終わらなくて困ることってありませんか?

しっかり準備してから芝生を買いにいけば良いだけの話なんですが、もう買ってきてしまったのは仕方ないですよね。実は私もよくやってしまうほうなので、その気持ちはよくわかります(泣)

でもご安心ください。芝生は生きている植物なので、買ってきてすぐ芝張りするに越したことはありませんが、適切に保管すればしばらくの間は枯らさずに状態をキープすることも可能です。

今回は、何度もやらかした私の実践レポートを含めて、芝生の保管方法を紹介していきます。

目次

1週間以内に芝生を張れる場合の保管方法

まずは、1週間以内の芝生の保管方法から紹介します。

1週間後の休日には芝張りできる予定の場合は、この保管方法をおすすめします。

なお、通販で芝生を購入した場合は、段ボールに入った状態で芝生が届きます。段ボールに入れたままにしておくと、芝生に日が全く当たらない上に通気性も悪いので、到着後直ぐに段ボールから芝生を出してください。

保管方法

芝生の束は、必ず縦向きに立てて保管してください。

ホームセンターの売り場の芝生は、横向きで平積みにして販売されていますが、この保管方法はおすすめしません。下になった芝生は重みで潰されるだけでなく、散水しても水が届きにくい、風通しが悪く蒸れやすいなど、芝生にとって快適な環境とはとても言えないからです。

上の画像では保管スペースの問題から、芝生の束同士の間を詰めて置いています。

できるならもう少し間隔を空けて置いた方が風通しが良くなります。また、同じ面が常に下にならないように、1日毎に下になる面を入れ替える(芝生の束を回転させる)とより良いでしょう。

保管場所

保管場所は日陰で風通しの良い場所がベストです。

芝生のマットは茎や根っこがほぼ剥き出しの状態なので、日が当たる場所で保管するとすぐに乾燥して、そのまま枯れてしまうこともあります。

ただし、日が当たらないようにするために芝生の上にブルーシートをかけて保管したりすると、芝生が蒸れて弱ってしまいます。適度な温度・湿度を維持するためにも、風通しの良い場所で保管しましょう。

水やり

芝生の葉や土の状態を見て乾燥しすぎない程度に水をあげてください。

あまり水を多くあげすぎると、束の中心にある芝生が蒸れたり、芝生のマットについている土が流出する原因となります。

ただし、あまりにも水をやらないと枯れてしまうので、判断に迷ったら水をあげておいたほうが無難でしょう。

芝生を1週間以上の長期間保管する方法

続いて、芝生を1週間以上の長期保管する方法を紹介します。

諸事情によりいつ芝張りができるかわからないという場合も、こちらの保管方法をおすすめします。

保管方法

芝生の束をほどいて、横向きに1枚ずつ地面に並べて保管します。

ただ芝生を並べるだけなので、土壌改良や勾配の調整などが終わっていなくても大丈夫です。

あくまでこれは保管のための仮置きなので、目砂を入れたり転圧したりしないようにしましょう。

保管場所

日陰または半日陰の土の上がベストです。

現実的には、芝張り予定場所の土にそのまま仮置きすることが多いと思いますが、日当たりが良い場所の場合は芝生が水切れしないように注意してください。

なお、コンクリートやアスファルトの上は日中高温になるので避けてください。また、既存の芝生の上に長期間並べるのも止めておいたほうが良いでしょう。

水やり

普通に芝張りをしたときよりも多めに水やりしてください。

ただ芝生を並べただけなので、芝の茎や根が目土や砂で保護されておらず乾燥しやすい状態です。通常以上に水切れには注意が必要です。

芝生を束のまま縦置きする場合と違って、芝生が蒸れる懸念は少ないのでたっぷりと水やりしましょう。

芝生はどれぐらいの期間もつのか

芝生を長期保管してみた結果

芝生を1枚ずつ地面に並べて保管する場合、芝生の水管理さえ適切にしていれば、かなりの長期間もたせることが可能です。とはいえ、実際どれぐらいの期間もつのかが気になるところですよね。

それでは、私が実際に体を張って実験した結果をご覧ください

芝生購入から3日目の状態(3月16日)
芝生購入から12日目の状態(3月25日)

通販で購入した芝生が到着した日(3月14日)を1日目とし、3日目までは芝生を束のまま縦向きに立てて保管、それ以降は芝生を1枚ずつ地面に並べて保管したものです。保管場所はほとんど一日中日陰になる土の上で、雨の日以外は毎日1回水やりをしていました。

今回の実験においては、芝生購入から12日目の状態でも大きな問題は発生しませんでした。今回の結果を見る限り、少なくとも芝生を購入してから2週間程度は問題なく保管できるでしょう。

それ以上は試していないので断言はできませんが、感覚的には水管理さえしっかりしていれば、それ以上の長期間でも芝生はもつのではないかと感じました。

本当は実験しようと思ったわけではなく、土壌改良が間に合わなかったので止む無く芝生を保管する羽目になっただけですが、ブログのネタになったので良かったと思うことにします(笑)

芝生を長期間保管する場合のデメリット

今回の実験はまだ気温が低い3月に行ったものなので、気候的に乾燥しにくく水管理しやすかった影響もあるかもしれません。これが5月以降であれば、芝生は生育期になり水管理も難しくなりますので、芝生の状態をこまめに見て水やりの頻度や置き場所を工夫する必要があるでしょう。

また、気候の問題以外に購入した時点の芝生の状態や保管場所の環境などにも左右されるので、場合によっては短期間の保管であっても芝生が枯れてしまう可能性があります。

やはり芝生を買ってきたら直ぐに芝張りをするに越したことはありません。芝生を長期保管するのは、あくまでも最終手段であって、直ぐに芝張りできない場合でもなるべく早く芝張りを終えるようにしましょう。

まとめ

買った芝生をすぐ張れないときの保管方法のまとめです。

  1. 芝生の保管場所は通気性が良い日陰がベスト
  2. 芝生の束は縦向きに立てて保管する
  3. 束のまま保管するときは少なめに水やりする
  4. 長期間保管したい場合は芝生の束をほどいて1枚ずつ地面に並べて保管する
  5. 1枚ずつ地面に並べて保管するときは多めに水やりする
  6. 芝生を保管するのはあくまでも最終手段
    芝生を買ってきたら直ぐに芝張りをするに越したことはない

とはいえ、事前準備を万全にしていたとしても、予期せぬアクシデントなどで芝生を買ってきた当日中に芝張りが終わらないことがあるかもしれません。

そういうときには適切な状態で芝生を保管することが重要です。なるべく早い内に芝張りすれば問題ないことが多いので、焦らずに対応しましょう。



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