私がTM9の芝張りに失敗した5つの理由とその対策

あのトヨタ自動車が開発した省管理型の高麗芝の品種『TM9(ティーエムナイン)』は、当ブログが選ぶ『雑木の庭にお勧めの芝生ランキング第1位』にも輝いた大人気の芝生です。「美景観と省管理を両立できる」というTM9の特徴は、他の芝生の品種にはない大きな魅力ですよね。

そんなTM9の芝張り(植え付け)を考えているあなた、ちょっと待ってください!
TM9は芝生の他の品種と比べて高級品で入手もしづらいので、芝張り(植え付け)は絶対に失敗したくないですよね?

恥ずかしい話になりますが、私は事前準備をしっかりせずにTM9の芝張りをしたせいで、見事に失敗してしまいました。

この記事では、リアルに失敗した経験があるからこそ分かる「私がTM9の芝張りに失敗した5つの理由」と、失敗を踏まえて「次にTM9の芝張りをするならどうするか」という「対策」を解説します。

机上の空論ではないリアルガチな情報ですので、最後まで是非ご覧ください!

目次

失敗した理由①:芝張り前の土壌改良を行っていなかった

芝生の庭を作る上で最も大事なことは、芝張り前にしっかりと土壌改良を行うことです。

芝は頑健な植物なので、土壌改良をせずに植えても滅多なことではまず枯れませんが、成長が悪いといつまでたっても綺麗な芝生になりません。

芝張り前の土壌改良が何より大事なのは、芝張りをした後から土壌改良をやり直すことができないからです。

「芝張り前に土壌改良しておけばよかった…」と後悔するのは「芝生あるある」です。芝張り前の土壌改良はマストですよ。

ところで、「うちは外構業者に庭の水はけを改善してもらったから大丈夫」と思っている方はいませんか?

ちょっと待ってください、そのまま芝張りすると大変なことになるかもしれませんよ!

  • 全体的に芝の成長が悪く芝生の密度が上がらない
  • 芝生の禿げている部分に苔が生えたりワカメのような物(正式名称:イシクラゲ)が発生する
  • 地面にデコボコ(不陸)があり雨が降ったら水溜まりができる

これらは、私の庭の芝生で実際に発生したトラブルです。というか現在進行形で悩んでます…

芝生に生えた苔
ワカメのようなイシクラゲ

私は家を建てたときに、外構業者に庭の水はけ改善をお願いし、庭全体に真砂土を入れて表面排水を整えてもらいました。そのおかげで、雨が降っても雨水は地表をつたって排水路へと流れるようになり、庭に水溜まりができることはなくなりました。だから、芝張り前の土壌改良は要らないと思いこんでいたんですよ。

でも、水はけが良いのは地表面だけで、少し掘ったらガチガチの粘土質のままだったんです。芝生は水はけが良い砂質の土壌を好む植物ですので、ガチガチの粘土質の土壌で上手く育たないのは当たり前の話です。

外構業者は土木工事のプロであって、園芸(ガーデニング)のプロではないので、芝生には詳しくない業者も多いです。庭の表面を整えて水はけを改善することと、庭の下(土の中)を芝生に適した土壌に改良することは全く別の話なので、業者にお願いするならば「芝生を植えるための土壌改良」の具体的な内容まで指定した方が無難です。もしくは後からDIYでやりましょう。

大事なことなので何回も言いますが、芝張りをした後から土壌改良をやり直すことはできません。最初に土壌改良をやるかやらないか…やるしかないですよね。

土壌改良の具体的なやり方は後述します。

失敗した理由②:目地張りするのに目土(目砂)の量が少なかった

芝生を「目地張り」しようと思っている人は、目土(目砂)を多めに用意しておきましょう。

主な芝生の張り方には、「ベタ張り」とは芝生の苗(芝マット)を隙間なく並べていく「ベタ張り」と、隣との隙間を少しずつ開けて並べていく「目地張り」の2種類があります。目地とは苗と苗の間の隙間のことです。

「ベタ張り」すると芝生の苗の数は多く必要ですが、目地がないのですぐに綺麗な芝生ができます。「目地張り」すると芝生の苗の数は少なくすみますが、芝生が成長して目地が埋まるのに時間がかかります。

下の画像は、私が実際に「目地張り」でTM9を植えたときの写真です。こんな感じで芝生の苗と苗の隙間を少し空けながら並べていきます。

芝生の上に乗っている黒っぽい砂が目土(目砂)です

芝生の苗は、芝生畑からマット状に切り出されて販売されており、流通の過程で土が落ちるので芝生の芽・茎・根っこがむき出しになりがちです。芝生がむき出しのままだと乾燥しやすく最悪の場合枯れてしまいますので、目土(目砂)を入れることによって芝生を乾燥や温度変化から守ってあげる必要があるのです。

芝生を「目地張り」するときは、目地の部分は必ず芝生の高さと同じところまで目土(目砂)を入れましょう。目地がスカスカの状態だと、いくら芝生に水をやっても目地から水が流れ出ますし、むき出しになっている芝生の苗の側面が乾燥して最悪の場合枯れてしまうかもしれません。

私は「目土が全然足りなかったなあ。でも、目地を目土で全部埋めなくても、芝が伸びたら目地も芝生になるから大丈夫でしょ!」と安易な考えでそのままにしてしまったのですが、これは絶対にお勧めしません。

目土(目砂)の量が足りないと折角植えたTM9が枯れてしまう可能性もありますし、枯れないまでも成長が悪くなるのは間違いありません。TM9は成長速度が遅い品種なので、成長が悪い状態から綺麗な芝生に育てるには年単位の時間がかかります。

「目土(目砂)の量をケチるのは百害あって一利なし」というのが私の経験談です!

ではどれぐらい目土(目砂)が必要なのかというと、目地の間隔や面積にもよるので一概には言えませんが、感覚的には想像しているより遥かに多く必要だと思ってください。目土(目砂)が足りなくてホームセンターに買いに走るというのは“芝生あるある”ですが、時間がなければ次の週末でもいいので絶対に買い足した方がいいですよ。

失敗した理由③:芝張り後の水やりが足りなかった

芝張りをした後、芝生が根付くまでの間は毎日の水やりが必要です。

秋植えの場合は、植えてから冬を迎えるので水やりは控えめでも枯れにくいですが、春植えの場合は、植えてから夏を迎えるので水やりが足りないとまず枯れます。根付くまでの間は朝夕の1日2回水やりが必要な場合もあります。

水やりはチョロチョロかけるぐらいじゃ駄目ですよ。根付いてからは真夏以外ほとんど水やりしなくても大丈夫なので、最初だけですから水道代には目をつぶってドバドバあげてください。

芝張りしてから根付くまでの目安は1ヵ月程度と言われていますが、水やりをしっかりすれば早く根付きます。

根付いているかどうか確認するには、芝生の苗をつかんで持ち上げてみるのが確実です。芝張りした直後は簡単に持ち上がりますが、しっかり根付いていれば持ち上がらなくなります。

1ヵ月以上経っても簡単にめくれるようであれば、まず間違いなく土壌に問題があります。幸いにもまだ芝生の苗が枯れていない(緑の葉が残っている)のであれば、一回剥がして土壌改良しなおした方がいいですよ。

失敗した理由④:芝張りした季節が秋だった

芝張りの時期って真夏と真冬以外は大体可能なんですが、初心者は秋植えではなく春植えをお勧めします。

春植えすると植えてから成長期の夏を迎えるので、根付きやすく成長軌道に乗る確率が上がります。ただし、前述の通り水やりだけはしっかりやってくださいね。

秋植えすると植えてから冬へと向かうので成長速度が遅い上に、冬になると休眠するので芝は枯れて茶色くなります。このとき、単純に冬になったから芝が枯れただけなのか、芝張りに何か問題があって枯れてしまったのか、初心者には見分けがつきにくいという問題もあります。

私は「どうせ植えるなら春まで待たずに秋に植えたい!」と思って最初は秋植えしたのですが、秋に植えてもどうせ次の夏まで目地は埋まらないし綺麗な緑の芝生にはなりません。むしろ、植えたばかりなのに冬になるにつれて枯れて茶色くなっていくのは悲しいし、春にちゃんと芽吹くかどうか不安だし、初心者が秋植えするメリットは少ないです。

どうせなら、秋から冬にかけてじっくり土壌改良を行って、万全の準備を整えてから春植えした方が良いですよ。

失敗した理由⑤:ホームセンターで購入したTM9の芝苗の状態が悪かった

ホームセンターの店頭に積まれている芝生の苗は、状態が悪いことが普通にありえます。

私はたまたま近くのホームセンターに売られていたTM9の苗を購入したのですが、同じ条件で芝張りしても結構な割合で枯れてしまう苗がありました。

残念ながら、ホームセンターの店頭にある芝生の苗は、売られているときから状態が悪いものが多いです。あれだけ平積みされて売られていれば、内側の芝生は蒸れますし、置かれている場所によっては日光や水が不足することもあるので、芝生の状態が悪くなってしまうのは仕方ないと思います。

ホームセンターで芝生の苗を買う場合は、なるべく入荷直後の新鮮な苗を選ぶ、万が一枯れた場合に備えて多めに苗を買っておく、といった対策が有効です。でも、そもそもTM9を売っているホームセンターは珍しいですし、運よく入荷直後に買えるかどうかわからないですよね?

そこで、TM9をネット通販で購入するという方法があります。ネット通販であれば産地直送で新鮮なTM9の芝生を確実に入手できます。送料がかかる分だけ初期費用は上がりますが、状態が悪い苗を買って枯らしてしまうぐらいならば、結局のところネット通販の方が割安とも考えられます。

芝張りに失敗したTM9はその後どうなったのか?

これだけ色々な失敗をやらかしてしまったTM9ですが、その後も枯れることなく頑張ってくれています。

上の画像は芝張りして最初の夏(2020年6月)のものです。手前側が2019年9月に最初に芝張りをした部分ですが、成長が悪いので6月になっても全体的に茶色いですし目地も全然埋まっていません。奥側の緑色が濃い部分は、土壌改良をしてから2020年3月に追加で芝張りをした部分です。ここは土壌改良の甲斐あって上手く育った部分もあるのですが、最初から苗の状態が悪かったのか茶色く枯れている部分も目立ちます。

2年目の春(2021年3月)の状態です。1年かけて目地は埋まりましたが生育状態は悪いままです。枯れた芝を取り除くためにサッチングを念入りに行ったこともあり、余計に芝生の禿げが目立っています。地面のデコボコ(不陸)に水溜まりもできており、かなりひどい状態です。

撮影方向が逆からになっていますが2年目の夏(2021年7月)の状態です。芝生が禿げている部分には目土を入れ、傷みが激しい場所はスポットで張り替えも行い、少しはましになってきたでしょうか?

芝張りに失敗したところから芝生を復活させるのはものすごく大変です。

TM9は成長が極端に遅い「省管理型」の芝生なのでリカバリーするのが特に大変です。芝生が全然伸びないので、芝張りをしてからこの2年間ほぼ芝刈りできませんでした。芝生は芝刈りをするこがとによって新しい芽が出て芝生の密度が上がりますが、芝刈りができないと新しい芽が出ません。

TM9の芝張りをする前にはしっかり土壌改良をやりましょう。土壌改良しないと絶対に後悔しますよ。

【まとめ】TM9の正しい張り方

TM9の苗を注文する

つい忘れがちですが、最初にTM9の苗を注文しておきましょう。

TM9の苗を確実に入手するためには、ホームセンターで予約するか、ネット通販で購入しましょう。ふらっと近所のホームセンターへ行っても、TM9の苗はまず売っていません。

ホームセンターで予約できれば送料がかからない分だけ安く済みますが、そもそもTM9を予約できるホームセンターが少ないこと、芝張りする面積が広い場合は苗を自分で運ぶのがかなり大変なのがデメリットです。

TM9を予約できるホームセンターが近所に無い場合や、大量の苗を自分で運ぶのが難しい場合は、ネット通販で購入することになります。初めてネット通販で芝生の苗を買う方は、その送料の高さにびっくりするかもしれませんが、芝生の苗って想像以上に嵩張るし重たいものです。遠方から大量の植物を運ぶ手間も考えると、送料が高くつくのは仕方ないでしょう。

ネット通販で購入するメリットは、①産地直送の最短ルートで、②新鮮でベストな状態のTM9の苗を、③手間をかけずとも自宅まで確実に届けてくれることです。

送料はかかりますが、利用してみる価値はありますよ。

庭を掘り起こして雑草や石などを取り除く

TM9の苗が届くまでの間に土壌改良を行います。苗が届いてから庭を掘り始めても間に合いませんよ!

土壌改良のやり方は、まず庭を最低でも10cm以上掘り起こしてください。

文章にすると一行ですが、実際にやると無茶苦茶大変です。芝張り前には10cm~30cmの土壌改良を行うと良いそうですが、30cmどころか10cm掘り起こすだけでも大変です。

ガチガチの粘土質だとショベル(剣先スコップ)を突き刺すのにも一苦労します。それに、庭の土の中には石や瓦礫(がれき)が埋まっていることも多いので、その場合は備中鍬(三又のクワ)やツルハシで掘り起こさないと進みません。

掘り起こす作業と並行して、雑草の根っこ・石・瓦礫などの異物は取り除いていきます。画像のような「土ふるい」を使うと便利です。「土ふるい」は目砂を撒くときにも使えますし、ガーデニングをやるなら1つ持っておいて損はないですよ。

なお、週末だけ庭仕事をするならば、遅くとも芝が届くより1カ月前には始めた方がいいです。春植えするのであれば寒い冬に庭を掘ることになりますが、人力でやるならそうしないと間に合いません。

庭を掘り起こす作業は肉体的にも精神的にも非常にキツいですが、土壌改良は絶対に必要な作業なので省略することはできません。最初の土壌改良をサボったら後から絶対に後悔します。

それでも庭を掘り起こすのが辛いという方には、手で掘るのをやめて耕運機を使うという裏ワザがあります。

DIYでユンボなどの重機を使える人は少ないですよね。でも家庭用の耕運機であれば素人でも使うのは難しくないです。しかも耕運機は掘るだけじゃなくて、耕す(土の塊をほぐす)機能もあるので、手掘りするより圧倒的に楽です。

私も最初は手掘りしていたのですが、耕運機を買った今となってはもう手掘りは考えられません。なぜ最初から耕運機を買わなかったのかと後悔するレベルです。

庭土に砂と堆肥を混ぜ込む

庭を掘り起こしたら、庭土に砂と堆肥を混ぜ込んで土壌改良します。

庭土をどれぐらい残せるかは土の質によります。ガチガチの粘土質の土塊には芝生の根が張らないので、そういう土は再利用せずに処分します。赤っぽい土でも手でほぐせるようであれば半分ぐらいは残しても大丈夫でしょう。

庭土に混ぜ込む砂は、安い川砂でも問題はありません。砂はホームセンターで買ってきたらいいです。芝張りする面積が広い場合は大量の砂が必要になるので、業者にトラックで川砂を自宅まで運んでもらうことができれば楽だし安いです。

ちなみに、芝生専用の目砂を使っても勿論良いですが高いです。芝生専用の目砂は粒子が細かくて均一なので目砂として使うには良い物ですが、庭土に混ぜ込んで使うには普通の砂でも十分でしょう。また、芝生専用の床土というのも売られていますが、粘土質の庭土に混ぜ込んで使うには、水はけが良くなる砂の方が向いています。

庭土に混ぜ込む堆肥は植物性のバーク堆肥を混ぜ込みます。粘土質の庭土の場合は、パーライトなどの土壌改良資材を追加しても良いですが、最低限として川砂とバーク堆肥を混ぜておけば大丈夫です。化成肥料とかは入れなくていいです。

地面が平らになるように踏み固める

土壌改良が終わったら、地面が平らになるように踏み固めます。この作業を転圧といいます。

折角掘り起こしてふかふかにしたのに、また踏み固めるなんて不思議に思いますよね。

でも、後から踏んだときにデコボコにならないように、最初に踏み固めておく必要があるんです。目安としては地面を歩いても沈み込まない(足跡が残らない)くらいにします。

また、転圧するときには、芝生から排水路や集水桝へ雨水が流れるように勾配をつけておく(水勾配)ことが重要です。芝生の部分が周囲よりも低くなると、そこに雨水が集まって水溜まりになってしまいます。水溜まりができると芝生の生育にも悪影響です。

ホームセンターで適当な板(例えば1㎡の合板)を買ってきましょう。その板を踏みながら転圧し、板の上に水平器を乗せて勾配を確認しながら進めると良いですよ。ここまでは芝生の苗が届くまでに済ませておくとスムーズです。

TM9の芝生の苗を隙間なく並べる(ベタ張り)

ここからようやく芝張り本番です。

芝張りは「目地張り」ではなく「ベタ張り」をお勧めします。

もし「目地張り」にする場合でも目地の幅は3cm以内にしておきましょう。

苗を並べるときに、芝生が平らになっているか確認しながら並べていきます。芝生の根っこと地面の間に隙間ができると生育不良や地面のデコボコ(不陸)の原因になるので、そういう場合は隙間に目砂を足し入れて調整してください。

TM9の苗が届いたら、なるべく日を置かずに芝張りすることが大事ですが、万が一直ぐに芝張りできない場合は以下の要領で保管しておきましょう。

  • 通販で購入した場合はすぐに箱を開封して箱から出す
  • 苗は縦向きにして日陰で風通しの良い場所に並べておく
  • 水切れしない程度に適度に水やりをする

適切に管理すれば1週間ぐらいは日持ちします。それ以上でも直ぐにダメになるわけではないですが、苗がダメージを受けると復活するのに時間がかかりますし、最悪の場合枯れてしまうこともあります。

いずれにしても苗が届いたらすぐに芝張りする、そのために事前に土壌改良を済ませておくことが重要ですね。

芝生の上から目砂を撒いてから再び踏み固める

TM9の苗を並べ終えたら、芝生の上から目砂を撒いていきます。目砂を撒くことによって、芝生の根っこや茎を乾燥や温度変化から守ることができます。

芝生専用の目砂は粒子が細かくて均一なので、上から撒くときには使いやすくてお勧めです。でも土壌改良で使った安い砂が余っているようならその砂を使っても問題ありません。土じゃなくて砂の方が水はけが良くなるのでいいです。

目砂の撒き方ですが、ベタ張りにしても苗と苗の隙間が少しは空くと思うので、そこに目砂を刷り込むようにしてください。また、全体的には芝生の上から1~3mm程度撒くといいです。5mm以上撒くとやり過ぎなので加減しましょう。

目砂を撒き終わったら、芝生の上から板を使って再び踏み固めていきます(転圧)。

転圧することによって芝生の根っこと土が密着するので生育が良くなります。このときに、もしも芝生が平らになっておらずデコボコしているようなら、苗をめくって苗の下に目砂を入れて調整しておきましょう。

最後にたっぷりと水やりする

最後にたっぷりと水やりしたら芝張り完了です。

ちゃんと土壌改良していれば、水溜まりにならずにスーッと水が染み込んでいくはずです。

芝生に水をやるときは、表面が濡れる程度にチョロチョロでは足りません。

芝生の根っこに届くように、土中に染み込むまでたっぷりあげてください。

芝張り後の管理

芝生が根付くまでの間は毎日水やりが必要です。夏場は朝夕の1日2回水やりが必要な場合もあります。

また、芝生が根付くまでの間は養生期間といって、なるべく踏まないようにする方が好ましいです。水やりのときに踏むぐらいなら大丈夫ですが、芝生の上を走り回ったりするのは避けましょう。

最後に、手順を守って植えてちゃんと管理をしていても、中には生育が悪かったり枯れてしまう苗も出てきます。芝生は植物ですからこれはもう仕方ないことです。

ちなみに、調子が悪くても根っこさえ生きていれば復活させることは不可能ではないです。ただし、TM9は成長が極端に遅い品種なのでかなり時間がかかります。初期段階で調子が悪いなら、諦めて新しい苗を植え直すのも一つの選択肢です。

以上でTM9の芝張り解説は終わりになります。TM9は芝張り前の準備さえしっかりやっておけば、根付いた後は本当に管理が楽で綺麗な芝生を維持できるお勧めの品種です。土壌改良などの準備は大変ですが難しくはないので、誰でもDIYで芝張りできますよ。あなたも是非挑戦してみてください!



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