雑木の庭に下草を追加してみた【シェードガーデン】

うちの庭の芝生エリアの奥、南端にはシェードガーデン風の雑木の庭エリアがあります。

今回はこの雑木の庭エリアに下草を追加で植えていきたいと思います。

今回選んだ下草は、「タマリュウ」「ベロニカ・オックスフォードブルー」の二種類です。

追加前の全体像はこんな感じです。

写真左側の手前部分、アオダモ~ヤマブキの前景となる位置に下草を追加していきますよ。

まず、下草を植える前に剪定枝を使って「しがら柵」を組んでいきます。

「しがら柵」とは木杭を一定間隔で打ち、そこに木の枝や竹などを編み込んで作る土留めの柵のことです。

柵を作るラインを決めたら、山側の土を削ります。これは柵を作るスペースの確保と、植栽前の土壌改良を目的としています。

剣先スコップでザクザク削っていきます。落葉したホスタ(ギボウシ)が1株植わっていたので、掘り起こして別の場所に移植しました。

ここは昨年、残土にバーク堆肥などを混ぜ込んで築山DIYした場所です。土壌は少しましにはなっているものの、まだまだ粘土質で改良が必要そうですね。

土を削り終わったら、予め決めた柵のラインに沿って、木杭を一定間隔で打ちこんでいきます。

太めの剪定枝を杭にした方が雰囲気が出て好きなんですが、本数が足りないのでセリアの焼杉杭で補いました。

杭を打つときは移植ごてで軽く穴を掘った後、ハンマーで叩いて狙いの高さになるまで打ち込んでいきます。

木杭を打ち込んだら、しがら柵を設置する場所の下に、土壌改良目的で炭を撒いておきます。

この炭は竹炭と籾殻燻炭を1:2の割合でブレンドして使っています。炭は土中の通気性・透水性を高める効果があり、使いやすいのでおすすめの資材です。

認定NPO法人いすみ竹炭研究会

続いて、杭の裏側に剪定枝を編み込んで柵を作っていきます。単純に積み重ねるだけではなく、枝と枝を絡ませながら編み込んでいくと安定感が出ますよ。

剪定枝にも長い枝や短い枝、太い枝や細い枝がありますので、手に入ったものをバランスよく配置していきます。

しがら柵を組み終わりました。

以前、剪定枝のかわりにサツマイモの蔓で柵を組んだこともありました(アオダモの株元の柵です)が、やっぱり木の枝を使った柵のほうが雰囲気が出て私は好きですね。

柵を組み終わったら、削った土の部分に残土を戻して入れて、いよいよ下草を植栽していきます。

アオダモの前景部分は植栽スペースが狭いので、タマリュウで縁どりをすることにしました。タマリュウは法面の土留めにも使われるようなグランドカバーなので、この場所に植えるには打ってつけです。

ポットを並べて植える位置を決めたら、移植ごてで穴を掘ってタマリュウを1つずつ植えていきます。

タマリュウはポットの中で根が回っていることが多いので、軽く手でほぐしながら植えました。植栽の表土部分は培養土を足し入れながら仕上げます。

次に、アベリアとヤマブキの前景部分には、ベロニカ・オックスフォードブルー(ジョージアブルー)を植えることにしました。

ベロニカは春に青い小花を咲かせる多年草で、這い性で広がり生命力も強いのでおすすめのグランドカバーです。

このベロニカは元々別の花壇に植えていたんですが、花壇を整理するためにこちらへ移植することにしました。

まだ植えてから1年しか経っていないのに、こんなにびっしりと細根が広がっていて驚きました。生命力の強さが伺えますね。

大株になっていたので、適当に株分けして植えました。

また1年もすれば、広がって隙間を埋め尽くしてくれることでしょう。

これで、しがら柵の作成と下草の追加が完了しました。

しがら柵を作るのにも慣れてきたので、結構いい感じに出来たんじゃないかと思います。

アベリアとソヨゴを軽く剪定して、全体像はこんな感じになりました。昨年からコツコツDIYしてきた雑木の庭エリアもだいぶ出来上がってきました。あとは右奥に低木か高さのある下草を追加する予定です。

雑木の庭エリアの前景に使っている下草は、左側から「ベロニカ・オックスフォードブルー」「タマリュウ」「アジュガ・ダークマホガニー」の三種類です。いずれも生命力が強く、半日陰でも元気に育つ常緑の下草なので、雑木の庭やシェードガーデンの下草に何を植えるか迷っている人にはおすすめですよ!

しがら柵の作り方、築山の作り方、グランドカバーのタマリュウについて詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので是非あわせてご覧ください。



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