庭DIYで出た要らない土を無料で処分する方法

庭DIYをやり始めると、副産物として要らない土や石(残土)が大量に発生しますよね。

残土を処分する方法がわからなくて、庭の一角に土が積みっぱなしになっているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、やり方によっては、お金をかけることなく無料で残土を処分する方法もあります。

もちろん不法投棄などの違法なやり方ではありませんのでご安心ください。

最初にネタバレすると、無料で残土を処分する方法とは「残土をジモティーに無料出品する」ことです。

私はジモティーを利用して土嚢袋120袋以上の残土を無料で処分しました。ジモティーは何度も利用したことがありますが、初めての方でも簡単に取引できますし、幸いなことに今までトラブルなく利用させてもらっています。

その他の方法も含めて、詳しく解説していきますので、残土の処分方法に頭を悩ませている方は是非最後までご覧ください!

目次

残土の処分に困る理由

そもそも、残土の処分はなぜ大変なのか、簡単に捨てる方法はないのか考えてみましょう。

土や石は家庭ごみとして捨てられない

庭DIYやガーデニングで出た不要な土や石は、大半の自治体ではゴミとして捨てることができません。

自治体が回収してくれないので、土や石を回収してくれる人/業者を個人で探すしかありませんが、これが面倒なんですよね。

なお、一部の自治体では、少量であれば回収してくれるところや、持ち込みであれば回収してくれるところもあるそうなので、気になる方はお住まいの自治体に確認してみてください。

土や石を他人の土地に捨てると不法投棄になる

自治体が回収してくれないからといって、土や石を他人の土地に捨てるのはNGです。

私有地に捨てるのは論外ですが、公園や山林などに捨てるのもダメですので、絶対に止めましょう。

土や石は持ち運びするのが大変

土や石は非常に重たいので、持ち運びするのが大変です。敷地内の移動であれば一輪車(手押し車)を使えば少し楽にはなりますが、高低差のある場所では使えません。

また、水分を含んだ状態の土は余計に重たく、しかもドロドロに汚れるので、雨が降った直後に持ち運びするのは止めた方がいいでしょう。

不要な残土は、乾燥した状態のときに土嚢袋に入れておき、雨がかからない場所で一時保管することをおすすめします。土嚢袋に小分けにしておけば運びやすいですし、土は乾燥させれば軽くなるので処分しやすくなります。

野積みにしておく場合は、上からブルーシートをかけて雨水を防ぐなどの対策を行いましょう。

放っておいても解決することがない

刈り草や剪定枝などであれば、時間はかかるものの腐葉土として再利用することもできますし、放っておけばいつかは土に還ります。

しかし、土や石は時間が経っても土や石のままですので、放っておいても問題が解決することはありません。自力で何らかの解決策を考えない限りは、ずっと残り続けるのが厄介なところです。

残土を捨てずに再利用する

本来、土や石はゴミではありませんので、捨てずに再利用することができるならばそれにこしたことはありません。

全ての土や石を再利用できなくても、一部でも再利用できれば捨てる量が減りますので、対策として有効ですよ。

土を再利用する方法

土をふるいにかけて、大きい土の塊や石・根っこなどの異物を取り除き、残った土をガーデニングや芝生の床土に再利用することが可能です。

ただし、粘土質の土はふるいにかけても粘土質であることに変わりはありませんので、用途に応じて堆肥などを適量混ぜ込んで土壌改良することをお忘れなく。

大量に土が出る場合は、築山(つきやま)といって庭に山を築く方法もあります。築山は土の再利用という目的だけではなく、高低差を作ることによって庭に奥行きを出したり、植栽マウントの水はけを改善する効果もあるので、木を植えようと考えている方は検討してみてはいかがでしょうか。築山に興味のある方は以下の記事をご覧ください。

石を再利用する方法

粘土質で水はけが悪い庭の場合、こぶし大より小さいぐらいの石は、庭に穴を掘ってまとめて埋めてしまうのがおすすめです。これだけで水はけがかなりよくなるので一石二鳥です。

ただし、植物を育てたい場合は、浅いところに石を埋めると根の成長の邪魔になるので注意しましょう。天然芝を張るのであれば、石の上に少なくとも10cm以上は土の層を作るようにしましょう。

また、もし暗渠排水管を入れるならば疎水材として砕石を購入する必要があるので、その代わりに石を再利用することもできますよ。

大きすぎる石は庭石として使うぐらいしかありません。自力で動かせないような巨石を処分したい場合は、業者にお願いするしかないでしょう。

コンクリートなどの瓦礫(ガラ)を再利用する方法

住宅地の庭を掘っていると、コンクリートなどの瓦礫(ガラ)が出てくることがあります。

コンクリートや瓦などのガラは、石と同じように庭に埋めるのが一番簡単な処分方法です。

残土をジモティーに無料出品して処分する

再利用できない土や石は誰かに引き取ってもらおう

庭DIYやガーデニングで出た不要な土や石を、全て再利用することは現実的に難しいでしょう。

再利用できない土や石を処分するには、誰かに引き取ってもらうしかありません。

専門業者に回収してもらうと処分費用がかかりますが、個人間取引であれば無料で回収してもらうことも可能です。

でも、知り合いにアテがある人でもない限り、いきなり個人間取引と言われてもハードルが高いですよね。

どうやって相手を探せばいいのか?交渉はどうするのか?トラブルに巻き込まれないか?など色んな不安があると思います。

そこで、今回は個人間のやり取りをサポートするプラットフォーム「ジモティー」を利用したやり方を紹介します。

ジモティーとは

ジモティーキャラクター

「ジモティー」は地元で情報を探す人と情報を発信したい人をマッチングさせるプラットフォームです。不要になった中古品などを無料または低額で出品し、欲しい人に直接譲るという使われ方が定番ですね。

「地元の掲示板 ジモティー♪」 というTVCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか?

「ジモティー」は誰でも簡単に登録することができ、登録料・手数料など一切かからず無料で利用できるサービスです。

「ジモティー」は上場会社である株式会社ジモティーによって運営されており、2011年11月のサービス開始から10年以上多くの方に利用されていますよ。

その他詳細についてはジモティー公式WEBサイトをご覧ください。

ジモティーで残土を処分するまでの取引の流れ

STEP
ジモティーの会員登録をする

ジモティーを初めて利用する場合は、無料会員登録を行う必要があります。

会員登録はジモティー公式WEBサイトまたはスマホアプリから行うことができます。

会員登録の手順についてはサイトまたはアプリの案内をご覧ください。

STEP
ジモティーに投稿する

サイトまたはアプリで会員ログインすると、トップページから案件の投稿が可能です。

下画像はPCで公式WEBサイトから投稿する場合の画面ですが、スマホアプリでも基本的な入力方法は同じです。

カテゴリー「売ります・あげます」→「その他」
価格0円
支払方法現金手渡し(0円の場合はこちらを選ぶ)
取引場所残土を引き取りに来てほしい場所
タイトルわかりやすくシンプルなタイトルにする
例:残土差し上げます
内容処分したい物の内容をわかりやすく記載する
例:自宅の庭の外構工事で出た残土を無料で差し上げます
  残土の量は土嚢袋30袋分あります
  何袋でも結構ですので必要な量をご連絡ください
  粘土質の土ですので畑向きではありません
  石やガラなどはなるべく取り除いていますが、
  多少残っている可能性がありますのでご了承願います

依頼事項や連絡事項があればなるべく詳しく記載する
例:こちらの指定する場所まで引き取りに来てください
  2tトラックの乗り入れ可能です
  取引日は基本的には土日祝日を希望します
  ご不明な点やご相談があればお気軽にメッセージください

投稿内容は誰でも見れる状態になるので、
個人を特定できる内容は記入しないようにしましょう
画像土の山や土嚢袋の写真などを載せておきます
個人情報や場所などを特定できる写真は避けましょう

投稿時の有料オプションは不要なので選択しないようにしましょう。

入力できたら再度内容を確認して、最後に投稿ボタンを押せば完了です。

STEP
投稿に対する問合せがきたら返信する

投稿が終わったら、引き取り希望者から問合せメッセージが来るまで待つだけです。

問合せメッセージが来たら内容を確認して返信しましょう。

メッセージのやり取りはジモティー内のチャットで行います。それ以外でやり取りするとトラブルの元になりかねませんので、電話番号やLINEなどを交換する必要はありません。

STEP
取引内容を確認する

お互いにジモティー内のチャットでやり取りをして、実際の取引に進みそうであれば内容を詰めていきます。

引き取りしてもらえる残土の量、取引の日時、その他必要なことがあれば事前に確認しておきましょう。

残土を引き取りに来てもらうのであれば、この段階で自宅の住所を相手に教えることになります。

STEP
残土の受け渡しをする

あらかじめ決めた日時に、相手に残土を引き取りに来てもらいます。

事前に住所を教えていてもナビがうまく表示されずに道に迷う場合や、交通事情などにより到着が遅れる場合など、相手から連絡が来るかもしれませんので、当日はジモティー内のチャットでいつでも連絡を取れるようにしておきましょう。

無事に引き取り希望者と会うことができれば、最初に挨拶を済ませて残土の受け渡しを行います。土嚢袋の積込み作業を手伝った方がスムーズに終わりますが、この手伝いは必須ではありません。ただし、当日トラブルになると嫌なので、こちらが積込み作業を手伝うことができない場合は、あらかじめその旨を伝えておいたほうが無難だと思います。

無料で出品する場合はお金のやり取りはありませんので、積込みできたらお見送りをして終わりです。通常は受け渡しが終わったら即解散ですので、自宅内に招き入れることはないですし、茶菓やお土産などを用意しておく必要もありません。たまに、相手方がお礼として手土産を持参されることがありますが、その場合はお礼を言って受け取れば良いでしょう。

取引が無事に終わったら、最後にジモティー内のチャットで再度お礼を伝えましょう。最後に、ジモティーの取引完了処理と相手方の評価をすれば全て完了となります。

粘土質の残土を持って帰って何に使うの?

人それぞれですが、凹んだ土地に入れる土や、盛り土に使用されることが多いようです。

土が欲しい人からすれば、業者から土を買うとお金がかかるので、無料で土を譲ってもらえるというのはメリットがあるんですよ。つまり、こちらと相手方の双方にメリットがあるwin-winの取引ということですね。

ジモティーでスムーズに取引するためのポイント

スムーズに受け渡しをするための事前準備として、残土から石・ガラ・根っこなどの異物を取り除いておく、雨がかからない場所で保管して土を乾いた状態にしておく、土嚢袋に入れて運びやすくしておくことをおすすめします。

逆の立場で考えればわかりますが、土の中にガラや根っこが大量に含まれており、雨ざらしでドロドロになっていて、野積みされている土をご自由にお持ち帰りくださいと言われても気が進まないですよね。

石・ガラ・根っこなどの異物を取り除いたり、土嚢袋に入れたりするのが面倒ならば、投稿するときにその旨をあらかじめ記載しておいた方が良いと思います。雨避けに関しては最低でもブルーシートをかける程度の対策はした方が良いと思いますが、それでも完全に防ぐことは難しいので、雨が降ったら取引できなくなるリスクがあることは覚えておきましょう。

また、取引の都合上、取引相手に自宅の住所を教える必要がありますので、ジモティーでの評価やメッセージのやり取りの印象から信頼できる相手かどうか見極めるようにしましょう。慎重を期すのであれば、メッセージで自宅の住所を教えるのではなく、自宅近くの待ち合わせ場所を指定して集合し、実際に会ってから自宅へ連れていくという方法もありますよ。

その他、ジモティーの利用に関する注意点などは、公式WEBサイトにてご確認ください。

自力で処分できない場合は業者に頼む

やっぱり個人間取引は避けたいという場合や、お金がかかってもいいから早く確実に残土を処分したいという場合は、業者に頼んで処分してもらいましょう。

残土の量が多すぎる場合や、自力で動かせないような大きい石などを処分したい場合など、自力で処分できない場合も業者に頼むしかありません。

業者の探し方

業者の探し方は、Googleなどの検索サイトで「お住まいの地域名+残土処分+個人」などで検索してみてください。

土を回収してくれる業者の多くは、建材卸売業者(土・砂卸売業など)です。大半の建材卸売業者は、個人客相手ではなく業者同士の取引を行っていますが、中には個人客の残土を引き取ってくれる業者もあります。

また、残土の量が多くて自力での運搬が難しい場合や、庭土を入れ替える工事を頼みたい場合などは、造園業者や土木業者に相談した方が良いかもしれません。

残土処分費用の相場について

残土処分にかかる費用は、残土処分場までの距離や道路事情に左右されるので、お住まいの地域によって大きく異なります。

また、最近は建設業界の人手不足が深刻化しているので、人件費の高騰から残土処分費用も上がっていたり、そもそも個人客相手の残土引き取りサービスを中止している業者も多くなっているようです。

自分で処分場まで残土を持ち込みする場合の費用相場は、土嚢袋1袋あたり数百円程度かかることが多いようです。

いずれにしても、残土引き取りの可否や費用については、業者に直接確認してください。

まとめ

残土を無料で処分する方法のまとめです。

  1. 残土はなるべく再利用して捨てる量を減らす
  2. 無料で処分するにはジモティーで引き取り手を募集する
  3. 自力で処分できない場合は業者に頼む

私はジモティーを利用して土嚢袋120袋以上の残土を無料で処分しました。ジモティーは何度も利用したことがありますが、初めての方でも簡単に取引できますし、幸いなことに今までトラブルなく利用させてもらっています。

残土の処分に頭を悩ませている方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。



いつもブログをご覧いただきありがとうございます!

↓私が庭DIYや芝生管理で実際に使っている“おすすめ製品まとめ”はこちら↓

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