通気浸透水脈DIY⑧ 暗渠排水DIYに必要な材料&費用完全公開

穴を掘ったら水が出てくるほど水はけの悪い庭を、緑がいっぱいの雑木の庭にするために、『大地の再生』通気浸透水脈の考え方を取り入れた土壌改良をDIYで行います。はたして素人でもDIYはできるのか、雑木は健康に育ってくれるのか、『通気浸透水脈DIY』シリーズとしてお送りします。

通気浸透水脈DIYシリーズでは、雑木の植栽予定エリアを中心に暗渠排水・築山・土壌改良工事をDIYで行ってきました。

暗渠排水工事・築山・土壌改良工事をDIYでやろうと考えている方は、DIYにどれぐらいの費用がかかるのか気になりますよね?

暗渠排水工事をやろうと思ったらメインの材料となる暗渠排水管だけではなく、暗渠を埋め戻すための資材(砕石や籾殻など)も必要になります。また、粘土質の土地を土壌改良しようと思ったら土壌改良資材(堆肥や砂など)を土壌に混ぜ込む必要があります。当然ながら資材を購入するためには費用がかかります。

とはいえ、DIYにはどんな材料をどれぐらいの量必要なのか、それに費用がいくらかかるのか、イメージがつかみにくいという方が多いのではないでしょうか。

そこで、私が実際に一連の通気浸透水脈DIYで使った材料とそれにかかった費用を完全公開し、DIY費用を安く抑えるポイントと一緒に解説していきます。

水はけの悪い庭に悩んでいる方、暗渠排水や土壌改良をDIYで検討している方は、この記事を読んでDIYに必要な材料や費用についてイメージをバッチリつかんでくださいね。

目次

通気浸透水脈DIYに必要な材料

暗渠排水管

暗渠排水は地中に暗渠排水管を埋めることによって排水機能を強化するものです。

通気浸透水脈DIYでは、コルゲート管(またはドレーンパイプ等)と呼ばれる暗渠排水管を使用します。

コルゲート管を暗渠に埋めたイメージ

コルゲート管は空調工事や電気工事で使用するタイプではなく、暗渠排水に使用できると明記されているものから選びます。

コルゲート管には管の内面が凸凹している「シングル管」と、管の内面が平滑な「ダブル管」がありますが、水の流れがよりスムーズになる「ダブル管」の方が暗渠排水には向いています。管径60mm(Φ60mm)以上のダブル管であれば排水能力に問題は無いでしょう。

コルゲート管は暗渠の横溝に埋めて暗渠排水管として使うだけではなく、縦穴暗渠(点穴)の空気抜きにも使うので、あらかじめ溝を掘る位置と縦穴暗渠(点穴)の計画を立てて必要な長さを計算しておきましょう。

縦穴暗渠(点穴)の空気抜きに竹を使用する場合は、縦穴暗渠(点穴)用のコルゲート管は不要です。

コルゲート管(Φ80mm×30M)

ホームセンターで暗渠排水用のコルゲート管を購入する場合、小中規模のホームセンターでは売られていないことが多くて不便な上に、大物商品になるので店頭から自宅へ運ぶのに苦労します。

コルゲート管は直線4Mか巻尺30M(管径によっては50M他)などの単位で販売されているので、そのままでは一般的な自家用車では運べません。一応、直線4Mタイプを糸鋸で半分に切れば自家用車で運ぶことも可能ですが大変です。その場合は細切れにした分だけ管と管を接続する「継ぎ手」(1個300円ぐらい)も必要です。

総合的に考えて、暗渠排水用のコルゲート管はネット通販で購入することをお勧めします。大物商品になりますが個人宅へ配送してくれるショップもちゃんとあるので大丈夫です。

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手間がかかってもとにかく費用を安く抑えたいという方は、必要なコルゲート管の長さが8M(4M×2本)以下であればホームセンターを探すのもアリかなと思います。それ以上必要な場合はネット通販の方が良いですよ。

暗渠を埋め戻すための資材(暗渠疎水材)

暗渠排水管の上部(周囲)には、水はけが良くなるような資材(暗渠疎水材)を入れて埋め戻します。

一般家庭の暗渠排水では、入手性と経年維持の点からサイズが大きめの砕石を暗渠疎水材に使うことが多いです。

通気浸透水脈では、庭から出てきた石やコンクリート片などを使ったり、炭・竹・剪定枝などの有機物を埋めることによって土中環境を改善していきます。石だけではなく有機物を使うのがポイントです。

暗渠を砕石→剪定枝→雑草堆肥で埋め戻した様子

山林を所有しており炭・竹・剪定枝などを自前で確保できる方は良いですが、そんなもの無いよという方がほとんどかと思いますので、足りない分はホームセンターで購入する必要があります。

ホームセンターで暗渠疎水材を購入する場合、砕石はコンクリート用のバラスが入手しやすく安いのでお勧めです。有機物が足りないようであれば、木炭・木材・竹・バーク堆肥・籾殻・籾殻燻炭などを適宜購入しましょう。

土壌改良資材

植物を育てるためには、暗渠排水管を埋めるだけではなく、土壌改良資材を投入して土壌そのものを植物の成長に適するように改良することも必要です。

粘土質の土壌を改良する場合、砂やパーライトなどを追加して物理性を改善し、バーク堆肥や腐葉土などの植物性の堆肥も投入してふかふかの土にしていきます。

予算をかけられるのであれば、黒ボク土などの良質の土を購入して(一部分でも)土を入れ替えた上で堆肥を投入するのが最も効果的でしょう。

ホームセンターで土壌改良資材を購入する場合、コンクリート用の川砂やバーク堆肥が入手しやすく安いのでお勧めです。

工具・機械など

私が実際に使用した(またはあれば便利だなと思った)工具・機械などは以下の通りです。

<絶対に必要なもの>

  • 手袋
  • 長靴
  • 園芸用の小さいスコップ
  • 大きいショベル(剣先スコップ)
  • 縦穴掘り専用の複式ショベル
  • 備中鍬(三又鍬)
  • バケツ … 土や石を入れて運んだり混ぜたりする
  • 柄杓(ひしゃく) … 穴から湧いてくる水を汲み出す
  • メジャー
  • ホース … 散水や暗渠排水の通水確認に使う

<あると便利なもの>

  • 一輪車 … 土や石を運ぶのが楽になる
  • トロ舟 … 大きくて四角いバケツみたいなもの
  •  … 地面を水平に踏み固めるのに便利
  • 水平器 … 暗渠排水や表面排水の勾配を調整しやすくなる
  • ブルーシート … 残土の置き場所に敷いておくと後片付けが楽になる
  • 穴あきタイプのショベル(剣先スコップ) … 粘土質の土を掘るのに便利
  • 家庭用耕運機 … 土壌改良作業が楽になる

<一言解説>

  • <絶対に必要なもの>はガーデニングをやるなら今後も使うものばかり
  • 「縦穴掘り専用の複式ショベル」だけは今後使わないかもしれないけど素直に買った方が絶対に楽
    農家の人はエンジン式のオーガーで縦穴を掘るらしいけど一般家庭ではオーバースペック
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  • 「手袋」は軍手じゃなくて土木または園芸作業用のすべりにくい手袋が必要
  • 「手袋」はすぐにドロドロに汚れるので洗い替え用に最低2組は欲しい
  • 「長靴」はホームセンターの安いやつでもいいけどスニーカーでは無理
  • 穴から湧いてくる水を汲み出すのは「灯油を入れるシュポシュポ」より「柄杓」の方が早い
  • 「一輪車」は意外と高いし嵩張るから買うかどうか迷うけど土や石を運ぶのは想像以上に大変
    私は買わなかったけど最初に買っておけば良かったなと今になって思う
  • 粘土質の土を普通の剣先スコップで掘ると刃に土がへばりつくので作業効率が悪い
    「穴あきタイプの剣先スコップ」を使うと粘土質の土も取れやすくて楽になるらしい
  • 芝張りか家庭菜園もやる人は思い切って「家庭用耕運機」を買っても十分元が取れるのでお勧め
    通気浸透水脈DIYでしか使う予定の無い人は施工面積(労力)と費用の兼ね合いで要検討

通気浸透水脈DIYでかかった費用完全公開

続いて、今回のDIYでかかった費用を完全公開します!

品目毎の概略は以下の通りです。

品 目金 額(単位:円)
DIY材料小計35,109
 コルゲート管14,517
 コルゲート管キャップ808
 コルゲート管チーズ継手1,008
 砕石7,308
 砂1,980
 真砂土1,312
 バーク堆肥2,090
 籾殻燻炭1,960
 BBQ用の木炭2,596
 その他DIY材料1,530
工具・機械小計43,617
 縦穴掘り用複式ショベル4,225
 家庭用耕運機(電気式)39,392
植栽小計28,458
 ソヨゴ14,190
 アオダモ7,980
 その他低木4,197
 その他植栽用資材2,091
総合計107,184

(※)金額は消費税・送料込みの総支出金額(ポイント還元等は考慮せず)
(※)以前から所有していた工具・機械の金額は含んでいない(新しく購入した物のみ計上)
(※)植栽金額に下草類は含んでいない

費用の明細についてはこちらから詳細データをご覧ください。

DIY材料と絶対必要な工具(縦穴掘り用複式ショベル)だけなら3万円台に納まりました。

植栽金額は植える木の種類・大きさ・本数によって大きく変わります。

今回は思い切って約4万円の家庭用耕運機を購入したので、総合計金額は10万円を超えましたが、それ以外では植栽金額を含めても約6万8千円の出費でした。

仮に同じ内容の工事を業者に頼んだとしたら、何十万円か必要になるのは間違いないので、DIYすれば費用的には相当お得になることがわかりました。

しかし、業者に頼むよりは安いといっても闇雲に購入していては出費が嵩んでしまいます。DIY費用を安く抑えるためにはいくつかのポイントがあるので、続いて解説していきます。

通気浸透水脈DIY費用を安く抑えるポイント

ホームセンターの実店舗とネット通販を使い分ける

最初に断っておくと、砕石・土・砂・堆肥は建材業者等からトラック単位で購入するのが最安です。
(物理的にトラックで搬入できないとかトラック単位ほど量が要らないとか)何らかの事情でそれが出来ない場合は以下を参考にしてみてください。

DIY費用を安く抑えるためにはホームセンターの実店舗とネット通販の使い分けが必須です。

ホームセンターで購入するべき物は、暗渠排水に使う砕石や土壌改良に使う土・砂・堆肥など、単価は安いけど重たくて嵩張るものです。これらをネットショップで買うとかなり割高なので、節約したければホームセンターで購入して自分で運びましょう。

ネット通販で購入するべき物は、工具や機械など単価が高いものや、暗渠排水管(コルゲート管)のように自力で運ぶのが困難なものです。工業製品はネット通販の方が割安なことが多いです。店舗を探し回らず確実に購入できるのも便利です。

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雑木や下草などの植栽については、基本的にはホームセンターや園芸店で購入する方が割安ですが、珍しい品種や樹高や樹形等に強い拘りがある場合はプロに相談するか一点物の販売を行っているネットショップで購入しましょう。

個人的には、最初から樹高や樹形に強く拘るのではなく、小さめのサイズを植えて育てていくのも面白いと思っています。アオキ・アオダモ・イロハモミジ・エゴノキ・ジューンベリー・ソヨゴ・ツツジ・ヒメシャラ・マルバノキ・ヤマボウシあたりはホームセンターでも手に入りますよ。

現場から出てきたものを無駄にしない

庭を掘って出てきた土や石(瓦礫等も含む)を捨てようと思ったらお金がかかります。

お住まいの地域によって異なるかもしれませんが、一般的に土や石は家庭ゴミとして回収してくれないので、建材業者等にお金を払って処分してもらう必要があります(山や公園に勝手に捨てたら不法投棄になるのでダメですよ)。

しかし、土や石などはDIY資材として再利用してしまえばタダで処分できます。

石やコンクリート片などの瓦礫を暗渠排水の疎水材として再利用すれば、砕石を購入する量も減るので一石二鳥です。

粘土質の残土も築山にしてしまえば再利用できますが、あまりにも土の量が多かったり土の質が悪すぎて再利用しきれない場合は、ジモティーなどを利用して引き取り手を探すという方法もあります。詳細は以下の記事をご覧ください。

無料で材料をゲットする

通気浸透水脈を作るためには、DIY材料として竹・炭・剪定枝などの有機物が大量に必要になります。

DIY費用を安く抑えるためには、DIY材料をなるべく無料もしくは安価でゲットしたいところです。

親族や知り合いが山林を所有しているならば、竹や雑木の管理に困っている可能性は高いので、作業を手伝えばいくらでもDIY材料をゲットできそうです。当たり前ですが所有者の許可を得てからゲットしてくださいね。

そこまではいかなくても、例えば実家の庭木を剪定して枝をもらうとか、家庭菜園の残渣を使うとか、庭の雑草を集めて堆肥化するとか、ちょっと考えれば色んな方法が思いつくので工夫してみてください。

他の方法としては、バーク堆肥や籾殻などは無料で配布していることがあるので、探してみても良いかもしれません。ジモティーでも安く譲ってもらえるケースがありますよ。

まとめ

ここまで解説してきた通り、DIYは計画的に進めれば無駄な費用を抑えて確実に実行できます。

土木作業にかかる費用を抑えられれば、その分だけ植栽する雑木や草花に予算を振り分けることもできますよ。

穴を掘って暗渠排水を入れる作業は大変でしたが、工具や機械の力を借りれば素人の私でもDIYすることができました。

緑いっぱいのお庭を実現するための第一歩として、是非あなたも通気浸透水脈DIYにチャレンジしてみてください。

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↓私が庭DIYや芝生管理で実際に使っている“おすすめ製品まとめ”はこちら↓

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